エイリアン2 完全版のレビュー・感想・評価
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母親VS母親の頂上対決!
ジェームズ・キャメロン監督/脚本作品『エイリアン2』に約15分ほどの未公開映像を追加したディレクターズ・カット版。
未公開映像を追加した結果、150分以上の長尺の作品となってしまったが、間違いなくオリジナル版よりも完成度の高い映画へと変貌を遂げている。
セントリー・ガンでエイリアンを一掃するという胸熱なシーンも良かったですが、やはりこの完全版の1番の功績は、リプリーに母親という属性を付与したことにあると思います。
実はリプリーにはアマンダという娘がおり、リプリーが宇宙を漂流していた57年の間にアマンダは亡くなっていた…
リプリーが命がけでニュートを守ろうとした理由が、この追加シーンによって明確になりました。彼女を自分の娘と置き換えていたんですね。
この設定により、クライマックスのリプリー対エイリアン・クイーンにおける、母親VS母親の構造が明確化され、映画全体の印象がぐっと良くなりました。
また、ニュートの家族のエピソードがしっかりと追加されていたところも良かった。
彼女のキャラクターが、しっかりと深掘りされていました。
ただ、やはり前半の退屈さは相変わらず。どうしてもエイリアンとのドンぱちが始まるまでに飽きてしまう。
シーンの追加だけでなく、前半だけでも再編集して欲しかかった。
史上最高の続編
エイリアン・シリーズ第2作の完全版。
DVDで3回目の鑑賞(吹替)。
劇場公開版から20分も長くなっているとは言え、冗長さが一切無いままに物語が進んでいく。2時間半があっと言う間に感じた。楽しい時間は瞬く間に過ぎてしまうものだ。
本作が完璧な続編であることは、世界共通認識と言っても過言では無い。終始ホラー・テイストだった前作とは打って変わり、エイリアンの群れと戦う超弩級のサバイバル・バトル・アクションへのスケール・アップが巧みで素晴らしい。とにかく全然毛色が違う。世界観を広げたことは大いなる功績だ。前作と同じことをしていたら、ここまで成功しなかっただろう。
LV‐426到着直後、エイリアンの群れに襲撃された宇宙海兵隊員たちがバタバタ死んでいく様子を、監視モニターの心電図の音で表現しているのが上手い。緊迫感も出るし、現場が混乱していく様子を巧みに演出している(最近だと、「ジュラシック・ワールド」でオマージュされていた)。
墜落する輸送機の惨事や装甲車でのハラハラ大脱出、核融合施設の大爆発(核融合はメルトダウンしなかった気がする、とは敢えて言わないでおこう)を表現する特撮が素晴らしい。ワイヤーが映ってしまうのはご愛敬だ。やっぱり炎はCGより本物の方が断然迫力があっていいものだなと感じる。
核爆発が迫る中、ニュート救出のためパルスライフルと火炎放射器をマジックテープで結わえ、エイリアンの巣に飛び込むリプリーの勇ましさったらない。母性には何者も敵わない。
ニュートを守るために決死の覚悟で戦うリプリーと、エッグを焼き尽くされたことで怒り狂ったエイリアン・クイーンとの死闘が激烈で、母性対母性の対決に手に汗握った。
パワーローダーに乗ったリプリーとクイーンの一騎打ちは、何度観てもハラハラ・ドキドキさせられる。CGでは無い実物の持つ重厚さがたまらない。迫力も申し分無かった。
本作はシリーズでも突出した面白さを誇っている。「続編づくりの名人」の異名をとるジェームズ・キャメロン監督の、まさに面目躍如。さすがの一言に尽きる名作だ。
[追記(2019/06/12)]
バージョン関係無く指摘されることとして、真っ二つにされたビショップが吹き飛ばされたニュートを捕まえるシーン、ランス・ヘンリクセンの下半身の入った穴が見えてしまっていると云うのがあるが、ブルーレイでは修正済みだった。
[以降の鑑賞記録]
2019/06/12:Blu-ray(吹替)
2019/12/01:Blu-ray(吹替)
2024/09/08:Blu-ray(吹替)
※修正(2024/09/08)
視聴して疲れる、、、
前作同様常に緊張感があり、登場人物と同じように気づいたら息が切れてしまうような映画。
1作目ではあまり全体像が映し出されなかったエイリアンがふんだんにに出てきてカッコいいですw
レプリーもとてもかっこよく、見ていて興奮するアクションシーンがいくつもあります。
最後、メスのエイリアンの口が伸びるところで少し笑ってしまったw
前作から期待を裏切らない作品です、
銃が色々かっこいい
セントリーガンとかごっつい色んな銃が出てきてかっこよかった。無数の卵を見つけてクイーンを見つけるまでの間、無音になった所はすごいドキドキしたわ。脱出する時エレベーターから何が出てくるかと思ったがクイーン出てきて、エレベーター使える有能生物だと思った。面白かった!
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