「今度は戦争だ!」エイリアン2 完全版 たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)
今度は戦争だ!
完全版でない『エイリアン2』の初公開時は、鎌倉在住(大船撮影所の裏)だったので、なかなか映画館に行けずにレーザーディスク購入して観た。
その後27年を経た2015年8月、『エイリアン2~完全版』を初めて観たが、日本初公開版の細部は憶えておらず、改変を気にせずに楽しんだ。
あれから9年、また完全版を観た。長い付き合いである😄笑
この『エイリアン2』は「今度は戦争だ!」の宣伝文句どおり、リプリー(シガニー・ウィーバー)が戦いの最前線に出て活躍するシリーズ中の傑作✨
キネマ旬報ベストテンでも、1986年外国映画第9位。
物語は、『エイリアン』(1作目)のエンディングからの続きで、宇宙を漂流していたリプリー(シガニー・ウィーバー)が57年後に回収されたところから始まる。
これがオープニングだが、音楽面で、あの『2001年宇宙の旅』と全く同じ音楽【アラム・ハチャトゥリアン作曲のバレエ音楽『ガイーヌ』より「ガイーヌのアダージョ」】を使っているが、この曲は『2001年~』において「コールドスリープ(冬眠装置)を映す場面で使っていた曲」なので、ジェームズ・キャメロン監督がスタンリー・キューブリック監督にオマージュを捧げたもの……と思って良いだろう🤗
そして、リプリーは大損害を与えた「宇宙船ノストロモ号を爆破した件」で神経科へ当面入院となる。誰もエイリアンを見ていないので信用されていなかった。
ただ、リプリーがエイリアンの卵があった星=LV426には、現在、60~70人が家族で暮らして植民地開発していると聞いて驚く。「彼らがエイリアンに殺される…」
リプリーの話を聞いた地球人たちは、エイリアンを信じなかったが、海兵隊をその星に派遣することに決め、リプリーも「エイリアンを見たことあるから…」という理由で連れて行く。
そして、その星でエイリアンとの全面戦争が始まる。
本作での極めつけは、やはりエイリアン・クィーンとの戦い。盛り上がる。
この完全版は2時間34分と少々長めだが、何回観ても面白い🙂