ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金のレビュー・感想・評価
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【”事実は小説より奇なり。無駄に鍛えた筋肉でアメリカン・ドリームを叶える!”筋肉ムキムキだが頭空っぽの男3人が起こした犯罪を描くおバカクライムコメディ。マジっすか!シーン多数です・・。】
■ジムのトレーナーになったダニエル(マーク・ウォールバーグ)は、ジムの同僚エイドリアン(アンソニー・マッキー)とジムに入った犯罪歴のあるポール(ドウェイン・ジョンソン)を誘い、ジムの嫌味な金持ちの顧客ヴィクター(トニー・シャルーブ)を誘拐する。
可笑しな拷問で彼の全財産を強奪することに成功し、豪遊三昧の生活を送っていたが、奇跡的に生き残ったヴィクターは探偵エド(エド・ハリス)を雇い彼らを追い詰める。
そこで、ダニエルたちはポルノ王フランクグリーガ(マイケル・リスボリ)の財産を狙うのだが。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・冒頭、”実話に基づく”とテロップで出るので”ふーん”と思いながら見ていたが、展開が余りにバカバカしく、”マジっすか!”と思いながら前半は鑑賞。
・筋トレ馬鹿のダニエルも、犯罪歴のあるビビりのポールもジムの同僚でエロいエイドリアンもハッキリ言って脳味噌がない。
だが、彼らは最初のターゲットである嫌味な金持ちの顧客ヴィクターを誘拐し、まんまと財産を強奪するのである。
更におバカなのは、ヴィクター自身も相当におバカなので、警察にも相手にされないのである。クスクス。
・だーが、ヴィクターが雇った探偵エドは、徐々に彼らを追い詰めて行くのである。で、ヤバいと思ったダニエルはターゲットをポルノ王フランクグリーガに変えるのだが、この過程がマタマタおバカ&エロくってどーしようもないのである。
だが、ターゲットを変えてからは、ちょっと描写がグロくもなっていくのである。
<マア、この作品が一番驚くのはエンドロールでも流れる実在の犯罪者たちの写真で有ろう。
今作はホントに有った事が信じがたい、筋肉もりもりだが、頭が空っぽの男3人が起こした事件を描いたクライムコメディである。>
これ最高!
マッスルコメディー
とにかく筋肉!
しかも実話ってのが凄い!
巨乳女とリビングで踊って
「もっといい事しようぜ」
で服を脱ぎ出す
もうあれしかないって感じやけど、次のシーンでは
プッシュアップしながら相棒がカウントしてる
最高かよ!
やる事は最低やけど映画にすると最高のマッスルコメディーや
馬鹿に付ける薬は無い
珍しい日本劇場未公開のベイさんムービー。
これまた珍しい低予算の犯罪コメディ。
筋トレジムの筋トレマニアのトレーナーが、冴えない人生を変えようと、同僚2人と共に金持ち顧客の誘拐を企てるが…。
筋肉バカトリオによる出たとこ勝負の誘拐劇。
そもそも緻密な作戦に程遠く、実行してもグダグダ、が驚くなかれ成功し、全て上手くいったと思いきや、勿論ボロが出て、ターゲットを別に再び誘拐を実行するも、今度は見るも無惨な超グダグダ…。
一応彼らは人生を懸けて真面目にやってるし、一見シリアス風にも描いているが、やればやるほど何処までも滑稽。
しかも、またまた驚くなかれ、実話!(とあるシーンで“これでもまだ実話”のスーパーが出た時は笑った)
こんな世にもおバカな誘拐劇があったもんだ。
ノリのいい音楽に乗せてのスピーディーな展開、登場人物を中心にカメラが360℃回るなどお馴染みの演出は健在。
トレードマークである大爆発や大破壊など派手さは無いが、いつもの中身スカスカに比べ中身の面白さはなかなか。
ちょいちょいのグロい描写やブラックユーモアを織り混ぜつつ、ベイさんもこういう作品撮れるんだ、と何だか嬉しい拾い物。
マーク・ウォールバーグ、ドウェイン・ジョンソン、アンソニー・マッキーの筋肉3バカトリオ。
いつもの頼れるタフさとは違って、信仰心深くお人好しで非情になりきれないドウェインの役柄が良かった。
事件を調査する事になる探偵、エド・ハリスの安定の好演。
トニー・シャルーブ演じる誘拐された金持ちのイヤな奴っぷりもイラッ!(笑)
主人公が夢見たアメリカン・ドリーム。
日本人にはちとピンと来ないが、誰にもきっと平等にある。
が、それは、自分自身で努力した者に訪れるミラクル。
犯罪に手を染めて掴もうとするなんてもってのほか。
結果的に多くの犯罪に手を染め、裁かれる事になった3人。
ラストのナレーションが最も皮肉効いて笑え、痛烈だった。
「一番重い罪には問われなかった。馬鹿だった事」
これは何もこの3人に限った事だけじゃなく、世の中犯罪を起こす輩全員に言ってるような気がした。
面白かった
筋トレマニアがそろっているので、動揺したら筋トレ、暇なら筋トレ、逃亡中も梯子で腹筋したりと、何かあったら筋トレというように至る所にベンチプレスの道具がそろっているところが面白かった。
見事な肉体と精神が比例せず、体だけが立派になってしまっているバランスの悪さがとても切なかった。
被害者が嫌なやつ過ぎて警察が捜査をしないところも、さもありそうで面白かった。暗殺に乗り込んで行くと、すぐに怪しまれるけどそれが逮捕に至らないところも、よかった。オウムの指名手配犯が警察に出頭しているのに、門前払いされる事件も記憶に新しく、絵空事ではない。
アッパーなところはマイケル・ベイのテイストだった。
アホな女に振り回されて計画が失敗するというようなありがちな話じゃなくてよかった。あくまで彼らがリアルにアホだからダメになるところがすごくいい。
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