ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金のレビュー・感想・評価
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現実は小説より奇なり
映画のような実話とはまさに。
余りにお粗末でバカなボディビルダー3人が、アメリカンドリームを掴む為に人を殺し、金持ちへと成り上がる アメリカ人なら考えそうな馬鹿げた話を、マイケルベイお得意のコメディタッチで描かれ、至る所で笑わせてもらったが、この犯罪が実際にあったとなると見終わったあとに何か怖いものを感じる 痛快エンタテイメントとして仕上がり笑えていたのに、こんな感覚になったのは初めて
これを意図して作り上げたのならマイケルベイ監督は凄腕だと思う。
最大の罪は
「最も重い罪は問われなかった。それはバカだったことだ。」というセリフ通り、メインの3人が揃って脳味噌まで筋肉のバカで、彼らの単細胞っぷりを笑えるかどうかが、本作の肝ですね。
自分もマーク・ウォールバーグ演じる主人公と同じチーフ・トレーナーの経験があるので、前半の会員とのやり取りや筋トレ風景を楽しめました。
「プロテインは何グラム?」「アミノ酸は筋トレ後?」などのマニアックなセリフには爆笑!
主人公が成功者になる事にこだわり、バックに星条旗を何度か写しているので、監督のマイケル・ベイはアメリカン・ドリームを茶化しているようにも感じました。
ベイと言えば、音楽ガンガン爆発ドカンドカンだが、本作のような低予算(2400万ドル!)のクライム・コメディも撮れることに驚いた。
アクションは控えめなので、いつものベイを期待しないほうが良いですよ(おなじみの、役者を中心に360度カメラが回るシーンは有り笑)
タイトルの「ペイン&ゲイン」は、ノーペイン、ノーゲイン(痛みなくして得るものなし)という意味の他に、アメリカのボディービル界でよく言われる言葉なので、それにもかけてるんじゃないかな。
「筋肉痛なくて筋肥大なし」てことです。
筋トレマニア必見の映画ですね(笑)
笑っていいの?
実話に基づいて作られた作品は何らかのメッセージと共に 感動したり学ぶことがあったりするのですが 本作品は…「苦労なくして利益はない」という教訓(ことわざ)を捻ったものに沿っている、とはいえ コメディ色が強く、加えてバイオレンス満載。つい気を許して観てしまうのですが「これって(実話なのに)笑っていいの?」と考え込むと 引いてしまいます。
フロリダのボディビルダー3人組は 金持ちを誘拐し、金や富を巻き上げるという犯行にでる。 しかしそれが 思わぬ方向へ流れ…というストーリー、実話。
主犯のダニエル・ルゴを演じた マーク・ウォールバーグ。 無謀で無知なボディビルダー役は 今までで一番ハマっていたと思います。 そのルゴに召集されるドイル役に ドウェイン・ジョンソン。 エイドリアン役に アンソニー・マッキー。“二日酔い映画”と張り合うには ちょっと重たすぎるキャスティングですが、実在の人物に合わせたのでしょうから まあ納得。アンソニーがいい体格をしているのに ちょっと驚きました。
しつこいですが、実話です。 個人的にマイケル・ベイ監督とは相性がいいので、作品自体の仕上がりは悪くないと思うのですが、(内容が)私の許容範囲を超えてしまっている 3.0評価。 ドウェインが もっと役に入りこんでいたら、マークとアンソニーとのバランスも上手くとれて タイトルももっと活きたと思いました。
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