「10年越しのエンターテインメント」スター・ウォーズ フォースの覚醒 オレさんの映画レビュー(感想・評価)
10年越しのエンターテインメント
ダースシディアスとその弟子ダースベイダーが率いる銀河帝国軍とルークスカイウォーカー率いる反乱同盟軍との銀河の未来をかけたエンドアの戦いからおよそ30年。
銀河帝国軍の残党から生まれた「ファーストオーダー」が再び銀河を支配せんと弾圧を繰り広げていた。
銀河系の新たな脅威に立ち向かう新世代と懐かしの旧世代揃い踏みのオールスターキャストで送る世界最高の映画シリーズ「スターウォーズ」の実に10年ぶりの新作にして新たなる3部作の1作目。
大ヒットシリーズの続編が次々と公開された洋画豊作の年、2015年のラストにして最大の話題作として公開された今作。
もはや映画界のレジェンド的ポジションのスターウォーズシリーズをまさか映画館で観れる日が来るなんて少し感動した笑。
1983年のジェダイの帰還から実に32年ぶりにオリジナルキャストで集ったルークスカイウォーカー、レイアオーガナ、そしてハンソロが登場するなどまさに歴史的という表現にふさわしい再共演なども話題を呼び、大ヒットを記録した様子。
スターウォーズというブランド名に負けない内容で実際面白かったし、過去作のオマージュもたくさんあって、ソロが脱出するのにダスクシューターはないのかと言ったときに会場内の人は爆笑していた笑。
ファンとしてはミレニアムファルコンが飛んでるだけで感極まった人も多いんじゃないだろうか。
今回の監督、JJエイブラムスは壮大なSF作品に強く、スターウォーズとの相性は抜群だった。
ただ一つ決して文句ではないのだが主人公のレイ。
強すぎる笑。
天才とかの話じゃない笑。
まず勘でフォースを使っていた笑。
しかも人の心を操り、意のままにする技笑。
オビワンもかつてあっさりとやっていたことだがフォースのフの字も知らなかった少女が見よう見まねで人の心を難なく操ることに成功。
こっわ笑。
そしてもう一つ。
純粋に強い剣術的な意味で笑。
そらもちろん皆さんご指摘のカイロレン弱すぎな点もあるだろうが(冒頭のレーザーをフォースで止めるシーンでこいつ歴代最強なんじゃないかとワクワクしたんだけど笑)
まあ次に強くなって登場するであろうカイロレンも楽しみですね。
また一段と「強力なフォースの持ち主」という便利な言葉がインフレを起こしたなと感じた。
ルークもアナキンも初登場時はフォースもライトセーバーも使えてなかったのに。
とゆうかあなたまだ何の修行もしてないよね?笑
そして何よりこのシリーズの特徴。
割と重要な人気キャラを殺すという日本の作品だったらタブーであろう演出を毎回取り入れるという点。
自分はあまり先読みせずに映画を見てるので実際にあの2人があの橋のような場所で対面するまでまったく死亡フラグを読めず、そのシーンになった途端、うわぁマジかぁソロ死ぬのかうわぁとなり、割とヘコみました笑。
エンドクレジットの最初にハリソンフォードが出てきた辺り彼のための映画であった気もした。
以前は存在しないと言っていたフォースもジェダイも認めていて、その言葉を口にして存在するとハッキリと言うシーンはゾクゾクした。
また何度観ても拾いきれないほどの小ネタが詰まっているようで、レイに心を操られたストームトルーパーの中身が実はダニエルグレイグだったり、レイのフラッシュバックのシーンでかつてのオビワンを演じたユアンマクレガーの声が入ってたりと説明されても気付かないトリビア的なものがかなりあるらしい笑。
何回観たら全てに気付けるんだろうか笑。
ストームトルーパーの中身がナイジェルゴッドリッチなんだって言われてもわかんないよ笑。
正直新三部作の第一作目にして世界的に盛り上がりすぎんたんじゃないか感もあるけど早く続きが見たい。
そしてルークは美味しい登場したけど死なずに活躍できるのだろうか?笑
2015年12月27日(日)1回目@TOHOスカラ座
2017年12月24日(日)2回目
2020年01月11日(土)3回目@Disney+