「期待は裏切らなかったが新しいことは何もしていない」スター・ウォーズ フォースの覚醒 おれものさんの映画レビュー(感想・評価)
期待は裏切らなかったが新しいことは何もしていない
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この映画のおかげで他の上映作品の興行収入が軒並み下がるであろう作品。
さすがディズニーとも言うべきか、スターウォーズファンが見たかったであろう風景をこれでもかと詰め込んでくる。逆に言うとそれしか詰め込んでいないので驚きと言えばレイア姫やルーク・スカイウォーカーが年とったなあという感想ぐらいである。
ディズニー映画といえば、フェミニンなメッセージをストーリーに無駄に練りこんでくることでお馴染みであるが、この作品も同様である。フィンがレイの手をとって敵から逃げるシーンがあるが、レイが「手をとらないで」と振り払う。これをしつこく2回繰り返したところにディズニーらしさを感じた。
ディズニーらしさといえば、黒人をフィンにキャスティングしたことだが、ジョン・ボイエガの好演もあって非常にマッチングしている。今後、アナと雪の女王のように女主人公の恋人が物語に何ら関与しないような展開にならないことを祈るばかりである。
ストーリー展開は、ほとんどエピソード4をなぞっているためエピソード8以降の展開に期待したい。
ライトセーバーの戦いはストーリー上スキルがないことにしないといけないのでショボいことは仕方がないが、エピソード1のような伝説の殺陣をもう一度見たいと個人的に思う。
スターウォーズファンは観て満足するだろうが、新規ファンの獲得には微妙であったかもしれない。
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