劇場公開日 2013年10月12日

「思いのほかグダグダぶりが笑えなかった」男子高校生の日常 スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0思いのほかグダグダぶりが笑えなかった

2015年8月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

どちらかと言うとこの手の青春映画は好きな方なのですが、この映画はいまいち嵌らなかったです・・・。
男子校と女子校が合同で文化祭を開くことになったことから起こるドタバタ劇でしたので、作り方次第ではもっと面白くなった気もするのですが、ただドタバタしていただけでこれぞ青春と感じられるシーンはほとんどなく、盛り上がりに欠けた印象ですね。

思春期の男子校生が、普段ほぼ交流することはないであろう女子校生を拝める高揚感みたいなのは十分伝わってきたのですが、あまりにもデフォルメしすぎだったので、見ていて正直しらけました。
それに対する女子側も男子に対してクールすぎて、何も盛り上がらず・・・。

どうやったら彼女って出来るものなのか、本当に謎と言う部分は思わずうなずいてしまいましたが、主人公3人が菅田将暉、野村周平、吉沢亮とイケメン揃いだったので、説得力は感じられず。
非モテ系の話ですから、もう少しそこは考えて・・・。
まあ彼ら3人が家でグダグダしつつ、妹に怒られるの図は結構ツボでしたけどね。
ちなみに東京03の角田が同級生役って、無理がありすぎ(笑)

一方の女子は、ヒロインの子よりも山本美月が圧倒的な存在感。
しかし女子は色恋沙汰よりも、友情関係が難しそうですね。
女子は思春期でもうこんなに冷めているものなのか?
結局ラストも盛り上がらず、キャストが良かっただけに、何か勿体無い作品でしたね。

スペランカー