「観る人限られます、違う意味で。」ビザンチウム しんざんさんの映画レビュー(感想・評価)
観る人限られます、違う意味で。
たまたまオレの行った時がそうなだけだったのか、どうなのか知らないが、
その回は「おっさん」の集まりだったことは見て取れた。
まあ、世間的にもこの映画は普通に、ニール・ジョーダン、ではなく、シアーシャ・ローナン、ということだ。
PJの「ラブリー・ボーン」は世間的には「アウト」だが、おっさんには「大傑作」な映画で、ジョー・ライトの「ハンナ」は世間的には「無いモノ」だが、おっさんには「ペンライトを振り回して追っかける」映画だったってことだ。
まあ、一部の人は俺のように「狼の血族」をローナンでリメイクしたようなものか、と半分期待、半分テキトーに見に来た人もいるんだろうが、加齢臭は抑えていったほうがよいのは忠告しておく。
で、本作。
ものすごい素晴らしいレビューが下にあるので、オレはゲス担当、ということで。
まあ、少女からオトナへ、の映画にはまるで興味がないので、まったく理解できなかったのだが、別にヴァンパイアでなくても、話は進むのである。
またローナン演じる女の子がけなげで、私は人に話せない秘密があるの、ってまあ、頑張って生きているのだが、そんなもん、みんな一緒。
おっさんが少女に投影しようとするものが、まあ、気持ち悪いのである。
もっというと、白血病の青年、という設定も、まあ、気持ち悪い。
世界の名だたる映画監督、ローナンみんな好きなんだな。
というか、ローナンで撮ると、なんか全部「こんな感じ」になるのか。
ニール・ジョーダンが、今も名だたる、かどうかはまったく別の話だが。
追記
「狼の血族」がインパクトあったのは、俺が当時、中学生だっただけなのを今思い返すと、そういうことだ。
しんざんさん、はじめまして!
いい歳して中学生な小二郎です(笑)。
ジョーダン愛が強すぎてビザンチウムを鼻息荒く褒め過ぎて、自分でも大丈夫か?このままじゃほめ殺しになっちゃうよと思っていた今日この頃、
しんざんさんの冷や水で、ちょっと救われました。
映画comを見始めたのは、「しんざんさんのレビュー、面白い!!&的を射てる!!」というのがきっかけだったんで、それもあって何か嬉しかったです。
(しんざんさんのファンって事が書きたかっただけので、お返事は不要です。)