「.」ザ・ホスト 美しき侵略者 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
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自宅(CS放送)にて鑑賞。S.メイヤーがホラーとラブロマンスの融合に次いで、SFでも試みた三部作の映画化作。奇を衒うでも無く、可も無く、不可も無い出来で、悪く云えば個性が無い。全体に作りが荒く、撮影機材やスタッフと思われる人影等が写り込むシーンが散見出来、興醒めしてしまう。SF的なセオリーや表現等を無視した様な表現もあり、必然性が感じられない。敢えてエイリアンやSFと云った舞台や世界観でなくても(例えば多重人格等の設定で)表現出来得た物語だったと思われる。ラストもお座成りでご都合主義。40/100点。
・銀のメタリック車は、市販されているロータス社製“エヴォーラ”である。
・D.ルーガー が演じた“シーカー(レイシー)”役は、C.デインズ、E.グリーン、H.アトウェルにオファーがあったが、三人共断ったと伝えられる。
・S.ローナンが演じた“メラニー・ストライダー(ワンダラー)”役は、D.アグロンがオーディションを受けた。
・J.コートニー、K.ハリントン、L.ヘムズワース、S.フェルナンデス、W.ベセルは“ジャレド・ハウ”役のオーディションを受けたが、M.アイアンズはその後、役に決まった。
・A.プリュー、D.デハーン、I.サマーホルダー、T.マクドネルは“イアン・オシェイ”役のオーディションを受けたが、本作と同じ原作者の『トワイライト』シリーズ('08~'12)でR.パティンソンが演じた“エドワード・カレン”役のオーディションを受けていたJ.アベルに決まった。
・本作ではノンクレジットだった“ペット(ワンダラー)”役のE.ブラウニングは、本作と同じ原作者の『トワイライト』シリーズ('08~'12)でK.スチュワートが演じた“ベラ・スワン”役に内定していたが、この役を蹴って本作に出た。
・鑑賞日:2016年5月5日(木・こどもの日)