「美しきシアーシャ」ザ・ホスト 美しき侵略者 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
美しきシアーシャ
ステファニー・メイヤーがヴァンパイア・ラブストーリーからSFに手を出した。
どうせお馴染みの三角関係ラブストーリーと思ってたら、確かにラブ要素はあるが、意外やドラマ性の高いSF作品。
でも全体的には何とも、微妙であった。
人間に寄生し身体や意識も奪う“ソウル”と呼ばれる地球外知的生命体に侵略された近未来。
数少ない人類の生き残りであった少々メラニーも捕まり寄生されるが、人間とソウルの両者の魂が宿り…。
エイリアンの設定はなかなかユニーク。
二つの人格の間で葛藤するヒロインはさながら多感な思春期の若者像。
映像も美しく、じっくり見るにはいい。
しかし、派手なアクション要素は無く、ハラハラドキドキのサスペンスもあまり盛り上がらない。
ステファニー・メイヤー印のラブ要素もそれほどメインではない。
静かなドラマ展開には、侵略SFを期待して肩透かしに感じる。
アンドリュー・ニコルの「ガタカ」のような洗練された異色SFドラマ路線を狙って…
何だかイマイチな作品だった。
見終わって感じた事はただ一つ。
シアーシャ・ローナンだけは美可愛い!
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