劇場公開日 2014年3月8日

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「不思議な世界。」偉大なる、しゅららぼん mg599さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5不思議な世界。

2014年3月29日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

万城目学の原作はどうやら少し変わっているようだ。「鴨川ホルモー」(本木克英監督)がそうであった。
琵琶湖畔に住まう日出家と棗家。不思議な力を授けられた両家は、互いに相争っていた。
日出家は住居がお城。
後継ぎ淡十郎(濱田岳)は、言葉遣いからしてヘン。
淡十郎のはとこにあたる涼介(岡田将生)が日出家のお城にやってきたところから物語は始まる。

この妙な設定を納得することができるかどうか、というところに評価の分岐点がありそうだ。
まあ、映画なのでなんでもありであるから、楽しむためには受け入れるしかない。

原作はかなり長大である。ということは、もっとうんちくめいたことが原作には書かれているのではないか。
そのうんちくめいたものが本作の世界観を構築しているのだとしたら、映像化は、特に2時間少々の映画にするのは無理があるのかもしれない。

それでも水落豊監督は、相当に頑張っている。とりあえずは描かれている物語にあまり違和感を感じなかった。
役者陣も頑張っている。岡田将生の新しい面が出ていた。

日本の湖には、何かがいるのだろうか。

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mg599