劇場公開日 2013年9月28日

劇場版「空の境界」未来福音のレビュー・感想・評価

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3.0テレビ版を見た人でないと分からない?

2021年11月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

リバイバル上映見ました。
見たことない映画であり後でテレビ放映もあった事を知りました。
いきなり色々置いていかれました…
個人的には難解でした。異能の能力者と
構成が時間的に飛び飛びになっているので
脳内で再構成するのに苦労しました。
あとなぜ爆弾魔の少年が後に絵本作家兼探偵やっていたのかなど色々不明の所も。
まあ例の少女繋がりなのはすぐ分かりましたが。
話の要旨としては未来のことは未来が見える人にも分からないと言うことは分かりました。

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ひろちゃん千葉

5.0空の境界の最後を締めくくるにふさわしい作品

2017年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

幸せ

とても面白かったし、感動したし、話の中身も良かった。映像の質も流石UFOと言うべきもので文句のつけようがない。

ただこの作品はらっきょシリーズにおいては外伝に位置づけられるものであるから、あまりに説明が少なく(もともと無いという話もある)、またいつものきのこ節が炸裂しているため、らっきょファン以外の人が見ても話が飲み込めずに困惑してしまい、面白さが半分も伝わらないと思う。評価がわりとはっきり別れているのはそのせいではないだろうか。

しかしらっきょファンである方々には、この作品が視聴後には必ず見てよかったと思わせてくれる作品であることを絶対の自信を持って確約する。

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ぶるどら

3.5空の境界大好きっ子なら

2016年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

空の境界大好きっ子であれば観た方がいいですが、特に思い入れがなければ観なくていいでしょう。

犯人の男の考え方がよく分からないとか、突っつくところは多いんですが、本編にの内容にエッセンスを与えてくれますし、映像の美しさも進化しているので、単純に楽しかったです。

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ジンクス

4.0未来は辛辣で温かい

2014年3月26日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

幸せ

万物の死を見る事が出来る“直視の魔眼”を持つ少女、両儀式が怪事件と対する姿を描いた、奈須きのこ原作の伝奇ミステリー・アニメ。
2007年から2010年にかけて、それぞれ短編・中編・長編で全八章が公開され、かなりハマっただけに、待望の新作だった。
勿論地元では公開されず、レンタル待ちだったが、いざレンタルされたら近くのレンタル店では一枚しか置いておらず(泣)、ようやくようやく、見る事が出来た。

98年8月、式は、未来を予見出来る能力を持つ爆弾魔・倉密メルカを追っていたが、爆発に巻き込まれてしまう。同じ頃、式の同級生・黒桐幹也も、未来を予見出来る瀬尾静音から自分の能力の悩みを打ち明けられ…。

98年8月なので、時系列的には少し前に遡る。
全八章を時系列にすると、二→四→三→一→五→六→七→八となり、今作の出来事は、三章と一章の間になる。

お察しの通り、一見さんお断り、である。
話的にはダーク・ファンタジーもしくはミステリー&ホラーとして堪能出来るのだが、とにかく背景や設定が複雑。加えて、登場人物たちの台詞は知的なもので余計小難しい。
見続けている者でも全てを理解するのは困難だが、それでも、妖しくも美しい世界観、好クオリティの映像に魅了されてしまう。

サスペンス風の式のエピソードと青春ラブストーリー風の幹也のエピソードが交錯して進み、後半はある人物の12年後のエピソード(思いがけぬ人物も登場!)と、さらに遡って96年の式という構成。
焦点は、式と幹也がそれぞれ出会う未来視能力者に絞られる。
似た能力を持ちながら、片やその力に溺れ、片やその力に悩み苦しむ。
対極的だが、それぞれの対峙や出会いによって、大きく変化する。
結局は未来視なんてただの予測にしか過ぎない。
それに固執するか、それをどう受け止めるか。
未来は辛辣でありながら、温かい。それは二人の未来視能力者も、そして式も。
まさかこのシリーズで、しんみりとした感動を味わえるとは!

レンタルして来てもう二度見ているが、まだまだ把握出来てない部分もある。
またじっくり見よう。

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近大

1.5映像は面白い、内容は心底くだらない。

2013年10月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

単純

映像と音楽は物凄くお金がかかっている印象で、
アニメ作品としては群を抜いていると思います。
ところどころベッドのサイズが異様なでかさだったり、
構図として変な点もありましたが…。
音楽は凄く綺麗で好きですが、アニメ調がかなり強いので、
あまり一般受けはしないかな?

作品の内容としては、作者が学生時代に考えた作品ということも
考慮して、まぁ文化祭の学生が書きそうなないようかな?っと。
Extraのほうは、正直中二病まっさかりみたいなやりとりを、
大した人物描写も無く延々と聞かされるという苦痛。
そもそも複数の人間を殺してる人間がしたり顔で何を淡々と
上から目線で話してるんだ?っていう感じだし。
主人公の女の子も、頭のネジ緩すぎだろ…っと言う感じで、
自分の世界に浸ってて精神的に何か病んでるの?という印象。
ライトノベルなんかにありがちな自分浸りの登場人物に
延々と持論と自分を語られる。う~ん、なんでしょうね、
あと主人公に対するキャラ萌えを入れられて、
製作側の考える面白さを延々押し付けられる感じ。
タイプムーン系のノリなんだと思いますし、
ファンの方には面白いんでしょうが、なんか延々と身内ノリなので
単純に作品を見に来た人にはつまらないの一言ではないかと。

本編のほうは「未来視」に対する作者の考えた
「僕の考えた未来視」語りが始まった時点でげんなり。
もうその後の展開が目に見えてしまうんですよね…。
「未来視」に関しても、オリジナリティや独自の
考察があるものではなく、どこにでもありがちで、
過去に数えきれないほどやられている"設定"を
僕凄いでしょ!みたいな感じで延々語られるつまらなさ。
もともと作品自体が作者の脳内世界的な要素が強いので、
もうこの時点で作品の面白みである「事件」に対して
どういう風に「展開」するか?っという楽しみが
ほとんど0に近くなります。
あとはFate、月姫同様、いつもの作者の考えた
神様的権威のある主人公が、現実の定義を超越した作者の世界論で、
ご都合的な「処理」を行って作品が終るのは目に見えていますしね。
正直作品の内容に対しては考えるだけ無駄かと。

まぁ本編に対する外伝的なポジションの作品なので、
単純な作品としての面白みはほとんどないのは仕方ないとは思いますがorz
伏線の回収や本編に対する補助的な面もありますが、
それも最初から評価される場所に対して重点的に演出をしてるだけで、
そのほかの部分がペラペラのスカスカになっている点が気になって
どうしてもそっちのほうに目が行ってしまう…。

そもそもヒロイン的ポジションで現れた女の子も、
結局、この世界における「予知能力」に対する説明と、
今後の展開に対する言い訳みたいな印象しか受けないので、
正直見ていてげんなりしますし。
結局「私かわいそうでしょ?」みたいなことを延々語り、
自分から何かを変革しようとも思わない。
主人公が当たり前の返答をすることで、
あっさり心を変えてしまう…。
正直、彼女の「異能」を抱えた人生って、
そんなに薄っぺらいの?みたいな印象。

敵役のほうも「理想を現実化するための手段」ということは、
本来自分で「選択」を行っているわけだから、
なんか「能力」のせいで人生強要されているみたいな口調ですけど。
結局のところ「自業自得」だし自分で考えて、
自分の都合の良いように生きているだけであって。
最後の展開に関しても、正直見ていて馬鹿らしくて聞いてられない。

まぁ彼らの人間性がもともとそれっくらい薄っぺらくて、
閉塞的で考えなしのもので、それに対して事件や
自分の能力関して考察し抜いた結果があれであって、
その苦悩に対して救いがあった!っと考えるのであれば、
それはそれで感動があるのかもはしれないのですが…。
なんか小学校低学年か中学年向けの小説のレベルというか、
下手したらたぬきさんやらうさぎさんやらがでてくる絵本みたいな
人間像でないと感動ができない気がしますorz

映像作品としては本当に綺麗で音楽も素晴らしい。
戦闘の描写等も悪くない。でも爆破やキャラのチープさに
なんかやたら設定がごちゃごちゃしたコナンを見るような映画でしたorz

特典でついてきた小説も文章にに関しては…っという印象。
まぁ、ラノベ好きな中高生向けの作品ではないかと。

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水樹