「明治に生きた男の姿」無法松の一生(1943) 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
明治に生きた男の姿
何度も鑑賞した。
古い映画で荒く感じるが
それ以上の新鮮さもある。
無法松の生き方は古い生き方かも知れない
彼の信頼する人、憧れる人、伝える人、
彼の中の弱く繊細で壊れそうな部分
そこに人間の基本があるような気がする。
阪東妻三郎の演技は無法松そのもので
荒くれていて、人情に熱く、魅力的でもある。
技法の少ないこの時代の制作術も素晴らしく
宮川一夫キャメラマンの存在は大きいのか
些細な部分をあの手この手で見せてくれる。
明治時代の日本人の姿
制約のあった戦時中の映画
原作の精神を崩さない脚本
美しい映画、と思う。
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