インターステラーのレビュー・感想・評価
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マイベストSF部門第1位にしたい!
この映画は良い。
親子の絆の物語
全体的に抑えが効いた演出でしっとりと見せる。主人公とその娘(幼少期、成年期)3人の演技もとても良く、親子の絆を思う存分味わえた。そのおかげで、やたらスケールが大きい割には最終的に親子の物語で終わる筋書きにも、少なくとも観ている間は疑問を感じない。
当代随一という評判の科学考証についても、「2001年宇宙の旅」や「ゼロ・グラビティ」を意識したモチーフやシーンも交えつつ堪能できた。ブラックホールやワームホールの見え方など新鮮。
それにしてもブラックホールに惑星系など成立するのか?とか、成立したところで移住可能性など検討に値するのか?という疑問はあるが。
それとブラックホールの引力を利用して他の星に向かうところは、単なるスイングバイなのかペンローズ過程を利用しているのか、判然としない。後者でなければその後の展開に必然性がないと思うのだが、ただのパイロットの主人公にそんな計算ができるのか?
というツッコミも楽しい(笑)
すごい!おもしろい!
2001年宇宙の旅を超えた
哲学的である点では名作2001年宇宙の旅と通じるものがある。
登場するロボットもモノリスを彷彿とさせるのもオマージュか。
SFは知的エンターティンメントであるから空想でも、もっともらしさの訴求が極めて重要である。その点ではよく練られていると感心した。今日(2016年2月12日)、おりしも重力波の観測が報道された。
哲学と科学は表裏、答えのない真理を追い求める点では離れがたい。
「宇宙は何でできているか」の問いに「物語でできている」との米国のペンクラブ会長の名言が頭をよぎる。キューブリックならブラックホール突入後の部分は描かなかったであろう。本作は次元を超えるものは愛の力と言っているような気がする。
CGも勿論良いのであるがむしろちりばめられた珠玉のセリフが素晴らしい、きっと感銘と余韻を与えてくれます。
意味不明な作品
悪くはないけど・・・
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