インターステラーのレビュー・感想・評価
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アメリカのファミリー向けSF大作!
普通に面白い…
C・ノーラン好きだけど、やはり長尺!辛い。
時空を超えたものとは
相対性理論とか、量子論とか、難しかってポカーンした部分が多々あったのは否めないけど、時空を超えて(ここでは重力によって?五次元に行くんやけど)在り続けるものは愛だというメッセージなんかなぁと。
アンハサウェイがワームホールに突入した後に一瞬マシューマコノヒーを歪んだ景色の中で見つけるんやけど、まさかこの一瞬のシーンがのちにマシューマコノヒー目線で出てくるとは!!作り込んでる…。。。
すげぇ
正直、はじめの方の重力の件から疑問を持っていたが、最後にツルッと解決した。すごくそこはスッキリした。幽霊の件、時計の件は初めはいらないと思ったが、ホントに最後で全てが繋がった。
四次元とか五次元とか理解し難い部分はあるが、想定外の結末。見終わってまだ整理しきれていない。DVDが発売されたらすぐに買ってまた観たい
評判にだまされたつもりで、観て下さい。
細かい突っ込みはせずに楽しむべし
予告編を見ると外れ臭が漂っていたので、見るかどうか迷ったのですが、3時間弱という長尺にも関わらず途中で飽きることなく楽しめました。
SF科学的な部分は使い古されたものに少し前に飛び交ったキーワードの俄か知識を飾りとしてトッピングしたような陳腐なものなので、あまり真剣に理解しようと思ってみない方がいいです。「こういう事を伝えたいんだろうな・・・」程度の感覚値で見た方がすんなり理解出来ると思います。
突っ込み所探しをしながら見るのは勿体ないからやめましょう! 探さなくとも溢れてますし(^^;)
人類を救うという命題に対して敢えて、リアルな人間の弱さ、小ささを描いている点が逆に新鮮さを感じて面白かったです。
実際、現実には人間なんてこんなもんだよな。。。って。
壮大なる家族愛のドラマ
それほど期待しないで観たのが良かったのか、結構面白かった。
本作の影響について、『2001年宇宙の旅』や『ライトスタッフ』を上げる人が多いし、両作品へのオマージュはすぐに気がついたけど、本作の影響は、むしろ『未知との遭遇』や『E.T.』の方が大きいと思う。
もっと踏み込んで言えば、後述するようにSFのように見せておきながら、「愛」に帰結していくという点では、キューブリックの原案を、その死後にスピルバーグが完成させた『A.I.』からも影響を受けているかもしれない(ちなみに、『2001年』や『ライトスタッフ』、またスピルバーグの影響については、ノーラン監督自らが認めている)。
SF的な視点で観ると、科学的知識の乏しい僕には、イマイチ理解できない事が多かったので、そこはSFファンたちの検証に任せたい。とりあえず初見した僕としては、そうしたSFとして楽しむよりも、人間ドラマとして本作を楽しんだ。
ただし、途中のトンデモ展開へのツッコミは置いといても、ラストシーンについては、ちょっといただけないと思った。ストーリー展開として、あのラストシーンは主人公が格好付け過ぎだ。
プランBの実行者(アメリア)を迎えに行くなら、彼が誰にも告げずに一人で行く必然性が乏しい。
クーパーステーションのNASA(に変わる組織)から「これからプランBの回収に旅立ちますが、あなたもクルーとして参加しますか?」とクーパーに打診があり、クーパーが「もちろん。今度は娘の説得に時間はいらない」というような会話で終わった方が、普通に現実味のある展開だったと思われる。そうすれば、あんな陳腐な格好付け方で終わらずに済んだのに、もったいない。この終わり方は、本当にもったいないと思う。
ただ、脳内補完を思いっきり発揮すれば、こんな解釈も出来る。
アメリアは、現存する人類を見殺しにしようとしたラザロ計画の実行者であるとして、クーパーステーションの人間たちには批判されている。クーパーに関しては、マーフの生みの親ということもあり一応の敬意はもたれていたとしても、ラザロ計画の関係者は、ブランド教授もアメリアも極悪人扱いのため、彼女の救出計画などはあり得ないという解釈も出来るわけだ。
結局のところ、この映画の世界観は、クーパーの娘への「愛」があった故に、5次元の世界でマーフの部屋と交信できたはずなのに、クーパーステーションに生き残った人類は、徐々に昔の文化を取り戻しながらも、一方で、荒廃した地球のなかで「愛」を失い、まだその「愛」を完全に取り戻すことのできない、冷たい社会なのかも知れない。
(五次元の世界で、クーパーがマーフの部屋と交信できたのは、彼の思い入れ=愛の思念が強い過去の空間として、マーフの部屋に辿り着かせたというのが、僕の解釈です)。
だからこそ、「愛の男」であるクーパーは、反対される事を押し切って一人で旅立ったという解釈。
もう一つ、別の解釈をすると、そもそも「アポロ計画は嘘だった」という、歴史的事実がねじ曲げられ情報操作が行われている社会という設定なので、「ラザロ計画」そのものが存在しない事になっている世界かも知れません。
もしコロニーに移住した人類がそういう社会なら、アメリアの存在は、コロニーの一般社会には隠蔽されており、クーパーやマーフ、そのほか一部の人間だけの極秘事項であり、彼女の救出作戦なんて考えられないのかもしれません。これなら、クーパーが一人で旅立ったことにも必然性が生まれる。ただ、この解釈がありとするなら、宇宙空間で発見されたクーパーの存在は、コロニー社会でどのように説明されているのかという疑問は残る。
いずれにしても、ラストシーンについては、もう少しスマートな補足をしてもらわないと、クーパーが一人で格好付け過ぎるというのは、ちょっとどうかと思う。
ただ、いずれにしても、この映画は、主人公クーパーと、父親や祖父の守ってきた土地を最後まで守り抜こうとした息子、父を信じて人類を救ったマーフ、そしてそんなマーフの病床を取り囲む子孫たち、このクーパー一家の壮大なる「愛の物語」に帰結できるのでしょう。
ストーリー展開は突っ込みどころは満載ですし、説明不足この上ない作品でありますが、クリストファー・ノーラン監督が贈る、壮大なる人間愛のドラマ、家族愛の大河ドラマ、あるいは「Space Fantasy」と解釈すれば、けっこう面白い作品です。
壮大でいい映画
壮大な物語
ラストシーンに感動
面白かったけど、、アイツなんだよ!!
公開前から2001年宇宙の旅やゼロ・グラビティなんかと比較されて、高評価を聞いており、かつクリストファー・ノーラン監督作ということで個人的には観なきゃいけない映画の一つでした。
そして実際、宇宙に行く前からすでに楽しい!
宇宙に行ってもテンションも上がる!
そしてブラックホールに入ってからのあの世界のビジュアルショック!
3時間とわりかし長い上映時間も気にならないくらい興奮を維持させる力、没入させる映像的な説得力とかっこよさ!
最初の星でチンタラすんなよ!とかその発車シーンいる?とかツッコミどころは満載なんだけれども、大抵許せるくらいに素晴らしかった。。。んだけど。。。
おい!マット・デイモン(がやってた役)!貴様だよ貴様!
お前の地球一の天才科学者なのかもしれないし、大役を任されているのに何てめえのエゴで色々台無しにするんだよ!!
しかも科学者としてのエゴも徹底していないだろ!!
一応絶望せざる得ない状況になったが、その中でのやるべきことやれよ!
そしてなんだ!?あの下らない喧嘩は?かっこ悪いんだよ!喧嘩の仕方が!宇宙の果てであんなダサいことやってんじゃねーよ!
なんかお前の存在がノイズなんだよ!!
お前のせいでこの映画にいちゃモンつけちまったじゃねーか!
お前が毅然としていれば、意見は違えどマシュー・マコノヒーたちの思想VSマッド・デイモンの思想が人間の思いと科学の対比になってかなりテーマ性もしっかりしたんだぞ!
残念すぎるんだよ!!!
とはいえ相対性理論を知らなくても、色々勉強になる金のかかったノーラン版SF映画を観ることはいいことかと思います。
あとTARSとアン・ハサウェイには同じカテゴリーではないですが萌えました!
そして一番「ノーラン映画観てるなぁ〜」と思ったのはあの土星の野球のシーン!ノーランああいうの好きだよねぇ(俺もだけど)
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