「素晴らしい長い旅の物語」インターステラー ルチアさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい長い旅の物語
良かったという感想とつまんなかったという感想が入り乱れてる楽しげな映画なので、これは観てみたいと思い、観に行って来ました。
結論から言いますと、私は、とっても良かったです!!
ええ、とっても!です!!
正直、3時間近くもあるという事で、つまんなかったらヤダなーと思いつつ観始めたのですが。
途中までは、やっぱりいわゆるハリウッド映画によくあるパターンの、「地球の危機を選ばれた男が救う」とか「家族愛」とか、そうゆうものなんだろなーと思いつつ観てたわけです。
で、確かに、そうゆうお話しではあるわけですが。
後半の展開がもう素晴らしすぎて。
「複雑で難しい」と言った感想もあるようですが、ボンクラ頭の私でもそこそこには分かる程度だと思います。
もちろん、細かいとこまでは理解してないんでしょうけど、充分です。
相対性理論とかワームホールとか出て来ますが、ぼんやりとした知識があれば充分です。
理屈は考えずに(と言うか考えても分かんないのでw)、とにかく重力の影響で時間が遅くなるとかワームホールを通ると遠くまで行けるとか、そういう風に思っておけばよいかと。
考え過ぎない方がいいと思います。
下手にちょっと知識があったりした方が難しくなっちゃうのかも知れません。
長い尺の映画ですが、最後までまったく飽きませんでした。
まったく先の予想が出来ませんでした。
途中に出て来た、マン氏の気持ちはよく分かります。切ないです。
でも、あのあたりまでが普通で、その後の展開が凄かったですね。
津波のシーンはド迫力で、あれは絶対大きなスクリーンで観るべきです。
そうかと思うと、まったく無音の宇宙空間のシーンとか、ドキドキしますね。
最後まで、ホントに「長い」旅を、主人公と一緒に旅する気持ちになって、とてもワクワクしたり。
どんどん感情移入していくので、後半のとんでもない展開には一緒になってドキドキします。
で、前半の色んな伏線が後半に全部生きて来て、実にスッキリ。
いやはや、ちょっとビックリするほど素敵な映画でした。
もう一回観たい映画です。