「大興奮の宇宙体験」インターステラー ゴラムさんの映画レビュー(感想・評価)
大興奮の宇宙体験
多くの人が語っているように、私も鑑賞前は2001年宇宙の旅のようなひたすら難解で明瞭な答えの提示されないモヤモヤ映画なのでは、と言った印象だった。しかしかいざ観てみると、その印象はガラリと変わった。ノーラン監督がインタビューで答えていた通り、家族で楽しめるアドベンチャー映画であり、通をも唸らせる本格SF大作であった。 この作品に関しては前情報を遮断し、なるべく
ニュートラルな状態での鑑賞をお勧めする。 宇宙規模の壮大な作品だが、普遍的で身近な親子の物語でもある、厚みのある物語の構成になっていてるのが、ノーランの言う、古き良きブロックバスター映画の醍醐味なのではないか。昔の映画はそういった見る世代、年齢によって感想が全く変わる、全年齢層が楽しめる作品が多かったように思える。私の大好きな80年代ごろのエンタメ大作映画のように。
科学関係にサッパリな文系の私だが、本作の物語や映像にはいたく感激し、ラストシーンでは涙が滲んだ。あまり、深く考えすぎずに、宇宙を股に掛ける壮大な旅に身を任せて見るのも一興かもしれない。
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