「2001年宇宙の旅+コンタクト+サイン+藤子・F・不二雄」インターステラー ゴエンノスケさんの映画レビュー(感想・評価)
2001年宇宙の旅+コンタクト+サイン+藤子・F・不二雄
宇宙の映像体験ならゼログラビティの方がコンパクトで映像に集中できるストーリーとして最高でした。それに比べこちらはもっと複雑、だけどテーマは愛。その軸がしっかりしてるからまとまってるし大衆的に受けている。
予想以上にその「愛」の部分の比重が大きく誰が見ても涙にしには見られないほど。
よく言われてるようにこの作品は2001年宇宙の旅とコンタクトが土台にある。あとライトスタッフとか。
それだけではこの作品はいい映画に終わってたかもしれないが、次の要素によってみんなが見終わった後に語りたい映画、とんでもないえいがへと昇華している。その要素がムー的なとこ。雑誌のね。前半はシャマラン監督の『サイン』のような感じで、後半は日本人に馴染みいいとこで言うと藤子・F・不二雄。
その仕掛けが面白い!ただこれも「愛」のドラマがなければ、ここまでの反響はなかっただろう。
その他にも素敵ポイントがいくつかあるけど、僕としては撮影監督がホイテ・ヴァン・ホイテマというところ。ぼくのエリ、裏切りのサーカス、ザ・ファイター、her、そして新作は007。全部僕の好きな作品ばかり!この作品たちはストーリーだけではそこまで大好きとならなかったと思うけど、映像の醸し出す雰囲気が作品を傑作の域にまでおしあげていた。
あとはロボットのデザイン。素晴らしい!フィギュアほしい!
この作品を批判してる人の多くは難しいとか、科学的におかしいとか言ってるけど、そんな小さなこと気にしなくてもいいよ!(本当はダメかもしれないけど)それを上回るくらいの映画的興奮があるんだから!と言いたいなー。