「いいんだけど」インターステラー ダークな伊藤さんの映画レビュー(感想・評価)
いいんだけど
ノーランの新作は期待せずにはいられないファン
神がかった演出を堪能できる!とワクワクしていたのですが
正直
「火の鳥実写版?」というか、どこかで見たようなストーリーで
手塚ってやっぱ100年に一度のド天才だったんだなあ、と変な感想になってしまった。
映画はひっじょーよくできたSFでワームホール等の映像表現は
「ウルトラ強力な重力レンズってこう見えるのか!」
「回転するブラックホールって科学雑誌の挿絵でみたけどこりゃスゲー!」
等見所も多い。なにしろ画面から安っぽさや偽者っぽさが微塵もないのだ。畑を丸ごと作るとか、ヨーロッパ最大の氷河で撮影とか大作ならではの贅沢な映像がたっぷり。(あの波はちょっと・・・とおもったけど)
ただある程度の科学知識というか、SF知識がないと厳しいかも
「重力ターンってなに?」「相対性理論って?」というようなSF偏差値が低い主婦が見ても「親子愛」でそこそこ楽しめたようですが、
SF専門のTVチャンネルなんてないし、物理学者がテレビで広く一般を啓蒙したりすることはないという日本では厳しいかも
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