「観終わった途端もう一度観たくなる」インターステラー えのきちさんの映画レビュー(感想・評価)
観終わった途端もう一度観たくなる
『インターステラー』を観賞。
「ダークナイト」「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督の最新作。
地球の寿命が尽きかけている事を知った人類は人類が生活できる惑星を求めて宇宙に旅立つ。家族をおいて人類の為に宇宙に向かうクルー達。果たして人類を救う惑星は見つかるのか、そして再び地球に帰ってこれるのか。
一言で言えばそんな内容だが、今作の良さはとても文章で伝え切れるものではない。
宇宙空間が舞台となるが「ゼロ・グラビティ」とはアプローチは全く異なる。
惑星によって時間の流れが異なる事によって発生する地球上と宇宙空間との間のタイムパラドックスが実に巧妙に描かれており、160分を超える大作だが全く先の読めない展開で最後まで中弛みすることなく観賞できる。
さすがノーラン監督、見事と言うほかない。
劇中様々なテーマに対する問題提起が行われる為、観終わった後は大いに語り合える。そんな作品に仕上がっている。
そして、ノーラン監督の作品はいずれも「観終わった途端もう一度観たくなる」のであるが今作も例外ではない。
観れば観るほど違った味わいがあるのではないだろうか。私ももう一度劇場で観ようと思う。
近年CG技術は目覚しく進歩しているが、今作では誰も見たことのない驚きを体感できる。
マンネリとは無縁のノーラン監督作品、是非劇場で体感してほしい。
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