劇場公開日 2024年11月22日

「人を愛する奥深さは宇宙にも勝るものだった。」インターステラー taroさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0人を愛する奥深さは宇宙にも勝るものだった。

2014年11月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

『愛だけが時間も空間も超えられる』
アメリア(アンハサウェイ)が言ったこの言葉、がとても印象的で、
結果感動する箇所がいくつもあり、涙した映画。

今年のベスト映画。
ノーランが描くSF大作ということで、宇宙を舞台にした場面が半数以上あるが、
SF嫌いの自分でも楽しめた。

近未来図を描いたものでなく、現代社会における人類の未来を模索する映画で、そこには生命体にしか感じることができない愛の深さを痛感。

●クーパーがマーフィと過ごす一番大切な時間を惜しんでまでも、娘の将来を救うべく為に飛び立つシーン。
●宇宙からトムからのメッセージをみたときに成長が進んで、彼女ができて、その子と結婚して娘が生まれたシーン。
●ワームホールを通り抜け、ブラックボックスを取りに行こうとしたが、失敗に終わり、かつ時間も28年間進んでしまった。ロミリーは28年も待っていたシーン。
●クーパーが最後、おばあちゃんになったマーフィと再会するシーン
●アメリアが一人で星で待つシーン

などなど、感動を産むシーンかわたくさんあり、このまで涙する映画だとは予測もしなかった。。。

クーパーは早く早く家族の元に帰りたい気持ちが高まる一方、みんな同じ気持ちで来てるからそれを言葉にせず、冷静に宇宙の旅を遂行するところなど、早く帰したいと観てる側の方も気持ちが高まるばかり。
そんななかアメリアも大切な人を星に置いてきているからその人と再会するためにも、任務は遂行しなきゃいけない。

この映画を通じて、
人を愛する力の深さ、
そして決して諦めず最後までやり通す気持ちの強さに、心を打たれた。

-0.5つけた☆は
最後の五次元の世界がまんまインセプションだったところは少し残念だったところ。
彼の描く五次元の世界、ワームホール、ブラックホールをimaxで体験できる映像美は映画ならではだと思う。

予備知識として
相対性理論の意味を完璧でなくても知っておくことをお勧めします。

taro