「父娘の絆に涙」インターステラー krcnさんの映画レビュー(感想・評価)
父娘の絆に涙
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上映時間約3時間の長編映画なので、父親が宇宙に飛び立つまでの地球での暮らしぶりがじっくり丁寧に描かれていて、父娘の辛い別れのシーンを存分に盛り上げてくれます。わが子が自分より早く年老い、大切なものを無くして希望も失っていく様を、何光年も彼方の宇宙から何もできずただビデオレターで見届けるしかない父親の姿は涙なくしては見ることができませんでした。
ただ設定上どうしても突っ込みたくなる部分もありました。
ワームホール経由とはいえ、人類を別の恒星系探査に送り出すテクノロジーとリソースがあるのであれば、まずは穀物の疫病対策にシャカリキになって取り組むべきなのではと思ってしまいます。そちらの方がどう考えても簡単な課題なのではないかと。
また終盤のシーンには出てきましたが、全人類まるごと別惑星に移住するよりはスペースコロニーを建設する方が手っ取り早い。重力の謎を解明しないと実現できなかったのでしょうか。
以上蛇足でした。
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