「永遠不滅の大傑作!!」インターステラー Jettさんの映画レビュー(感想・評価)
永遠不滅の大傑作!!
公開10周年記念IMAXリバイバル上映にて久々に鑑賞
小難しい言葉や説明が入るため、初見だと字幕追うのに必死になって、内容を理解したり最上級の映像美を楽しむのに苦労する作品だなあとあらためて感じましたが、今回で4回目鑑賞の身として思ったのは、肩肘張らず“考えずに感じられればOK”ぐらいで観た方が素直に楽しめるんじゃないかと思いました
本作の専門的で哲学的な側面は物理学者たちが真剣に向き合い考証しているとのことで宇宙や地球外惑星の描き方をはじめワームホールやブラックホールの描写は理にかなった演出がなされているとのこと、その辺は専門家に任せるとして、とにかくそうやって生み出された映像が素晴らしく、“息を呑む”とは正にこのこととばかりに終始圧倒されます
徹底したリアル描写とリッチな映像美にこだわり抜くクリストファー・ノーラン監督のキャリア最高傑作と言っても過言ではないでしょう
個人的には映画史上に刻まれる大大傑作のスタンリー・キューブリック監督『2001年宇宙の旅』に次ぐSF作品としての永遠不滅の大傑作という位置づけです
そしてそんな大傑作を彩るキャストがメチャクチャいいですね
マシュー・マコノヒーさんが“とっても重い重い重責を背負って”時空を旅する主人公をエネルギッシュに演じ最高にカッコよく、その脇を固めるのがアン・ハサウェイさん、ジェシカ・チャステインさん、そしてマット・デイモンさんと実力派のオスカー俳優陣
現代考えうる最高到達点に達した映像とサウンドデザインで語られる深淵なる愛の物語を最高のスタッフとキャストが描ききった、永年語り継がれるであろう大傑作に酔いしれる169分、これをまた劇場で、しかもIMAXで観られる事に感謝、最高に幸せな体験でした