劇場公開日 2024年11月22日

「全く予想できない展開が待ち構えるこの世の全てのような映画体験」インターステラー 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0全く予想できない展開が待ち構えるこの世の全てのような映画体験

2020年9月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

公開最終日最終上映に滑り込みで観れました。
簡潔に言うと、こんな面白い映画があっていいのだろうかと思うほど、完璧で圧巻で、息をするのを忘れてしまうくらいの宇宙空間の静と動。爆音と静けさ。
一見、宇宙の映画という風に感じるかもしれませんが、人間、科学、この世界の全てを3時間に思いっきりぶち込んだかのような作品でした。
そのため内容がとても濃厚で、言葉に表せない情報量と映画3本分くらいの満足感が得られます。
1.父と娘の家族愛 家族を取るか人類の未来を取るか?
2.想いのすれ違い、裏切り 人類の未来はどうなる?
3.選択、伏線回収、そしてそれぞれの未来
衝撃的な事件が起き、終わりかなと思った瞬間にまた新たなストーリーが始まるという本当によく出来た展開。
こんなに序盤からクライマックスばりの感動が押し寄せる映画は初めてでした。
そして、ノーラン監督は相変わらずどのような世界を観ていらっしゃるのでしょう?
宇宙に行ってもいないのにあの世界観を描けるのはもちろん、ブラックホールなど誰も観たことのない世界をよくあそこまで描けるなと。
観たことないはずなのに、実際にそうなんじゃないか、ああいう銀河もあるんじゃないかと思わせられるほどの美しい映像。
相対性理論はじめ、かなりしっかり理解していなければ、あんな設定も思いつかないだろうし、科学(化学、物理、地学、生物)の全要素が組み込まれているのも流石でした。
正直、宇宙に関連した理論などは難しくて、理系に疎い僕にはついていくのが大変でしたが、確実に宇宙に興味が湧きましたし、将来地球もきっと破滅の日を迎える。
そのためじゃなくとも、人類の発展のために宇宙開発を頑張っている方々には尊敬しかありません。
もう観たくないような辛い現実もあるけれど、何度でも観たくなる(観ておくべき)超大大傑作でした。
キャスト陣も豪華。
マシュー・マコノヒーさん、アン・ハサウェイさんは本当に好きな俳優さんだし、マット・デイモンさんにティモシー・シャラメさんも出ていて、皆さん本当に演技が上手い。流石です。
マーフ役の子(マッケンジー・フォイさん)、見たことあるなと思ったら、くるみ割り人形の子でした。
軽〜くインセプション超え。
これはまた引きずりそうです。

テネット冒頭2回目。
2回目なりに発見もありました。
公開はいよいよ明日から。
すぐにはいけませんが、これも絶対IMAXで観たい!
楽しみだなぁ〜。

唐揚げ