「家族愛と人類愛の描き方。」インターステラー 林檎さんの映画レビュー(感想・評価)
家族愛と人類愛の描き方。
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つまらなくはないけど最高に面白いかと聞かれるとそうでも無い。中盤だれる部分あり。
シナリオ的には家族愛の話なんだし、科学的な根拠とかの見せ方や説明とか、詰め込み過ぎ感もある。
人類(種)滅亡、その回避(保存)に関わる人個人の立場や考え方、その違いが引き起こす葛藤、そこから引き起こされるシーン(マン博士の裏切りとかね)もありハラハラはさせられるけど、そこが軸じゃないからサブストーリー的な感じで中途半端な印象。映画じゃなくて連ドラだったらその中の1話くらいで納得出来るのかもしれないが。。。そこを削って短くしても良かった気がする。長い長い、少し長く感じる。。中盤、その辺りの話がダレる。
マンとクーパーとの戦いが始まると少しは見られるけど、そこまでがダラついたための反動でしかないと思う、そう感じる。
結局、科学考証云々は良いとして、クーパーとマーフとの話。ラストの年老いたマーフがあの腕時計をしてるところなんか見ると、ずっとそんなに年老いるまで父の事を信じ続けてきた姿に感動を覚える。
また、マーフの子供、孫、沢山の家族に囲まれたシーンは人類が滅亡から逃れられたことを明確に表しておりなかなか良いシーンでした。
本当にこのラストのシーンに尽きる作品。
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