「相手の不在」インターステラー Jun Watannさんの映画レビュー(感想・評価)
相手の不在
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ストーリーはイノベーティブで、独創的。映像表現は美しく、ダイナミック。ドラマはクリスノーランらしい個の繋がりと価値観。これらはいずれもよく表現されている。
一方、科学的な側面に興味がないと、ストーリーの軸が謎で終わりかねない。
また対峙する相手が不在で、事態の急変が個の葛藤と対応を巻き起こすために、(ダークナイトのような)コントラストによる分かりやすい展開になっておらず、切り替えのない流れをずっと追い続ける視点となる。
これらが、ダイナミックであるにもかかわらず、単調さを感じざるを得ない理由だろう。
しかし科学的な考証にアレルギーがない限り、見て損する映画では決してない。いや見るべきだろう。
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