「ノオミ・ラパス&コリン・ファレルの上出来サスペンス!!」デッドマン・ダウン 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
ノオミ・ラパス&コリン・ファレルの上出来サスペンス!!
2013年(アメリカ)
ノオミ・ラパスの映画は、どこか彼女の色(美人じゃないのに、いい女)に染まる。
ニューヨークの裏社会が舞台なのに北欧の雰囲気が漂う。
ノオミ・のラパスは北欧の女優だけど、かのグレタ・ガルボ。イングリット・バーグマンに
較べると、平坦な顔も低い身長もまったく似ても似つかないのだ。
しかし庶民的な容姿から想像つかないガッツを持っている。
監督はノオミを主役に全世界を驚かせた「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」の
ニールス・アルデン・オプレブ監督のハリウッドデビュー作品だ。
コリン・ファレルも過去の傷を引き摺る男を熱演。
なかなかの捨てたもんじゃない佳作だ。
裏社会のボス・アルフォンテの片腕としてヒットマンを生業(なりわい)としてるコリンファレル。
ハンガリー移民でアルフォンテの指示で妻子を殺され自分も瀕死だったが、生き残る。
アルフォンテと実行犯のアルメニア人への復讐の機会をじーいっと狙っている。
コリンの殺人現場を目撃したノオミは、黙ってる代わりに条件を出す。
ノオミの右頬に今も残るミミズ腫れ。
車にぶつけて平然とする加害者の男を「殺してくれ!!」と頼むのだった。
やがてコリンの素性が組織にバレて行く。
協力者のノオミの小さな裏切りが男を追い詰める。
ラストの殴り込み(討ち入りかな?)
女(ノオミ)は人質になるし、ことこは絶体絶命なんだけど・・・
タンクローリーも真っ青なピックアップトラックの体当たり。
この車、戦車T-34並みだった。
夜の銃撃戦の映像が凄く綺麗。
かなり素敵な映画。
ラブストーリーとしてもgoodです。
ドミニク・クーパー、イザベル・ユペールも出演してます。
好きな映画でした。