「パートナーのようになった女性の心理描写が秀逸です。」デッドマン・ダウン よしさんの映画レビュー(感想・評価)
パートナーのようになった女性の心理描写が秀逸です。
復讐の為に組織に潜入した主人公の戦いを描く物語。
良く出来たアクション映画でした。ジャンルとしてはアクションですが、しっかりと心理描写がされていることに好感です。
主人公と、主人公とバルコニー越しに隣り合わせた女性。その二人の復讐心を丁寧に描きます。特に女性の心理描写が秀逸で、「憎悪」「絶望」「執着」そして「殺すことへの恐怖」。他のアクション映画と一線を画している印象です。
それでいて、要所でアクションもバイオレンスもしっかりとしていて、とても楽しめました。
ただ、クライマックスでは、別の映画になった印象になったのが残念です。一般的には派手なアクションになって良かったのかもしれませんが、個人的には心理描写を描いたリアルな流れを最後まで続けて欲しい思いました。
その落胆分だけ、評価を少しだけ落とさせて頂きました。
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