ワン チャンスのレビュー・感想・評価
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僕の人生はまるでオペラだ
映画「ワン チャンス」(デビッド・フランケル監督)から。
1年あまりのメール交換から、主人公の人柄を好きになり、
それを「何事も一歩ずつよ」と言いながら支えた奥さんや、
彼の才能を信じて支え続けた、家族の愛情、
一見いい加減のようだが、彼を応援し続けた携帯ショップの上司など、
感じる場面はあったけれど、やはり題名が示すように、
最後の1回のチャンスを活かし、一躍世界的オペラ歌手になった
ポール・ポッツの実話だからこそ、冒頭に語られる
「僕は歌うとイジメられ、イジメられると歌った。
歌ってはイジメられの繰り返しだ。
音楽と暴力と恋愛と笑いの果てしないドラマ、
僕の人生はまるでオペラだ」に尽きる気がした。
何度か与えられた、チォンスをものにすることが出来ず、
自信喪失から、自暴自棄になっていたにも関わらず、
声が出るようになると、とびきりの笑顔に戻る爽やかさ、
久しぶりに、分かりやすい単純なストーリーなのに感激した作品。
波瀾万丈の人生ではないけれど、一歩ずつステップアップしていった
そんな感じが良かったのかもしれない。
映画のような華やかさもなく、他人からみれば平凡に思える人生にも、
「音楽と暴力と恋愛と笑いの果てしないドラマ」があることを、
教えてもらった気がする。
P.S.(個人的には・・ふたり初対面のシーンが好き)
「お腹は?」「ペコペコ」「まずいのとすごくまずいの、どっちにする?」
「たくさん選択肢があるのね」・・この会話が絶妙だったなぁ。
最後にもう一曲・・・
聞きたかった気分。
奥さんがグッド。
男としては嫁さんを働かせて自分がグータラできたら、これはこれで理想かも。
嫁さん役のケータイの音とラストのカメラワークが「プラダを着た悪魔」だった。この監督作品、わりと波長が合う。
イライラしながら感動した
主人公が、パバロッティの前で歌う時に普通のセーターのもっさい普段着で、せっかくのチャンスなのに無策すぎる。あがり症であるとかそれよりはるか以前の問題で、準備を怠りすぎである。最初に賞金を獲った時のようにピエロの格好でもなんでもすればいいのにと思った。いくら学校だからと言っても人前で芸をするなんてのは常に値踏みされて、何かあったら即減点されてしまうという意識がなければならない。それとも歌にゆるぎない自信があったのだろうか。
そのように主人公にイライラしたのであるが、そのイライラの分クライマックスは大感動してちょっと泣いてしまった。
主人公が上がり症であり、自身がないのは童貞が原因なのかと思ったのだが、結婚後も変化なかった。
実話だから仕方がないのかもしれないのだが、病気になったり怪我をしたり、ドラマとして都合がよすぎる感じがした。
彼女のユーモアがとても面白く、太り方も絶妙であった。携帯屋の先輩はブラピを貧相にした感じでとても魅力的だった。
奥さんが、すばらしい
残念ながらポールにはちょっといらいらしました。
私の感想は、だめだめな夫を信じつづけ、ずっとずっと献身的に支えつづけた奥さんがすごかったんや!というものでした。
奥さん、あんたは本当にすごいですよ。私など無職の夫の世話を一年(もっと長かった?)もできん!とっくに離婚してるよ。
ポールは一生奥さんに足向けて寝たらあかんよ。
イギリスらしいテイストで全体的には楽しめました。携帯屋の上司とかw
私の中ではこれぞイギリス映画ってゆう登場人物や。
もちろん歌、素敵でしたよ?
生きる事は素晴らしいとポールの人生が教えてくれる最高のプレゼント
私はこう言う映画は出来不出来に関係なく、やはり大好きな作品だ。
特に自意識を高く評価する事が出来ず、中々自己を受け入れられない臆病者が、何とか努力して、人生を切り開いて行こうとする姿を観ると非常に励まされる。
そして、勿論彼の事も応援してみたくなるのが、人情と言うものだ。
「ブリティッシュ・ガット・タレント」と言うイギリスの人気番組は日本でも大人気になってこの映画の主人公ポール・ポッツが優勝してプロデビューした。その後は、スーザン・ボイドと言う、英国の田舎暮らしをしている普通の太っちょオバサンが、47歳にしてプロデビューするなど数々の話題と共に人気を誇る番組で、本当に凄く面白い番組だが、この映画は、結果的にはこのTV番組の宣伝映画のようでもあるけれど、ポールのサクセスストーリーにとっては外せない部分だからしょうがないだろう。
それにしても、「リトルダンサー」でもそうだけれど、多くの人と異なる趣味や興味を持ってそれに熱中している子供は、幼少時代からイジメにあったりして、不遇な人生のスタートが始まる。その事に因り、彼らの自己に対する評価は、そのトラウマの影響を強く受けて、自ら低くい自意識にはまり、このポッツのようにあまり冴えない人生の冬を長く過ごす事になるようだ。
しかし、恋人も何とか出来て、彼女の応援も有り、友人の励ましで、何とか夢を貫いていこうと試みる彼の人生には、多くの勇気を貰い、自己の人生の再出発を始めた人も多数いると思う。
これはポールの実話なのだが、どのエピソード迄が本当で、何処からがデフォルメされた脚色の物語なのか判別がつかない。だが、それでも人生を諦めかけても、また立ち上がり何度となくトライしていくポールは最高に輝いているよね!
この映画は、監督にデビット・フランケルを起用していると言うのも感動作に仕上がっている大きな要因だと思う。
フランケルと言えば最近では中年夫婦の倦怠期をコミカルに描いた「31年目の夫婦げんか」「モーリーおバカな犬」と言う犬大好き人間には堪らないチャーミングな家族映画や、あの恐い恐い「プラダを着た悪魔」を撮っている彼だからこそ、サクセス&ハートウォーミング作品を作らせたら最高でしっかりとツボを抑えた演出が光って、本当に快い作品になっている。
ところで、ポールが神様同然に崇めていたパバロッティの辛辣な言葉に因って彼は傷付き失意の底で、歌を諦め欠けるけれども、成功を収めたポールには、彼の厳しい言葉が有ったからこそ、逆にその後成功をする事も出来たのだと思う。人生に無駄な事はきっと無く、総ての景色を楽しむように自己の人生を生きていきたいものだ。英国の街曇り空とイタリアの景色の美しさも最高に観て楽しい映画だった!ポールの歌声が何時までも心に残る。
単純に美しいものがみたかったので
この映画を見ました。
本人吹き替えの歌とイタリアの街並みはとても良かった!
ストーリーも大道で小細工なしと分かりやすく、単純明快でスッキリする。
主人公を支える周りの人の支え方が奇跡的な気がする。
映画館で見るほどでもない気もするけど、いい音響で歌声を聴くのはいいかもしれない。
オペラを見にいきたくなった。
みんな誰もが輝ける!!
素晴らしい映画に出会う事ができました。
回想すると誰しも同級生にいたその存在だけで理不尽にもいじめられるいじめられっ子、大人になれば単なるニート。やることなすことがツイてない、いわゆる人生の『負け組』
そんな情けないまでの男が『ワン・チャンス』を得る。ユーモアもふんだんにあり登場人物全てに愛着を抱く実在のオペラ歌手ポール・ポッツの物語。
数々の美しい音色、中でも『誰も寝てはならぬ:nessun dorma』のクライマックスの歌声は全身に電気のような鳥肌が流れ、止まらない涙が流れた。音楽って素晴らしい、オペラに行ってみよう、そう思わせてくれる素晴らし過ぎる映画。いろんな愛を肌で感じる幸せな至極の映画です。
みんな誰もが輝ける!!
楽しい〜
ポールのキャラが良いですね。
かなりのイジメにあってるのに、笑顔が消えない。好きな歌があったからかな(^。^)
見ている間も、見終わってからも、実にほっこりさせてもらいました。
でも………
いるよねぇ
大事な行事の前になると、病気したり怪我したりしちゃう人(笑)
本人にしたら笑ごっちゃないんだけど笑っちゃいました。ゴメンナサイ(笑)
歯が治ってよかった
オーデション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」いえば、スーザン・ボイルが記憶にあたらしい。世の中には、埋もれた才能があるものだ。
ポール・ポッツは子供の頃からいじめられっ子で、自分に自信がない。歌は好きで得意だが、人前で歌うことは緊張して苦手だ。
ポールの父親は息子が堅実に生きることを望む。母親はポールが自由に生きることに理解を示すが、ポールの本当の才能までは見抜けない。世の中には、こうしてどれだけの逸材が世に出る機会を失ってきたのだろう。
その点、ポールはラッキーだった。一緒に夢を見てくれる存在ができた。生まれて初めてのガールフレンド、ジュルズとのデートがたどたどしく微笑ましい。
それにしても、事故やら病気やら、こんなに挫折を味わったとは知らなかった。その度に不死鳥のごとく再起するのだから、神がポールの才能を見捨てなかったということだろう。(*私はキリスト教徒ではないが天分とか運は信じる)
オーデション番組に出るまで、あれだけの年月を要していたことに、ポール・ポッツの夢に懸けた気力が伝わってくる。
携帯電話ショップの店長ブラドンや、その恋人ハイドレインジャを上手く絡ませて、娯楽作品としてもじゅうぶん楽しめる。
ベニス綺麗
予告編ですべてでしょ、って思ってたけど、予想外なあちゃーな展開もあって面白かった。のんびり見れるドキュメントぽい。レイトでみたからか人がいなかったけど、後ろのおっさんもげらげら笑ってた 笑
後押ししてくれる存在。
今作を鑑賞後、改めてYouTubeで当時の映像を見てみた。
やはり本人の歌声とその印象に勝るものはない、実際に
ほぼ同じ構成で撮られているとはいえ(映画も本人の歌声で)
やはり涙が出るほどの感動度は映画にはなかった。ただ、
本人の努力の陰に、多大な貢献をした仲間がいるのを知った。
幼い頃から歌うのが大好きで聖歌隊にも所属、いじめられっ子
から逃れつつ、ずっと歌い続けてきたポール。
これだけいじめに遭ってばかりいると、人間的にも自信を失い
彼のように引っ込み思案になってしまうのも免れない。
とはいえ、アマチュア劇団に所属し、無償でオペラを歌うほど
大好きだったオペラと離れたくないという意志も、人一倍強い。
留学で歌を断念したり、事故で仕事を失ったりと、彼の半生は
本当に波乱万丈なのだが、そんな彼を熱心に支えたのが奥さん。
映画で観ても、ご本人を映像で観ても、本当に素敵な女性。
先日観た「神様のカルテ」にも出てきそうな理解に長けた妻だが、
夫がやりたいこと、その夢に関しての協力度がハンパない。
彼に惚れたのか、彼の才能に惚れたのか、如何せん、本当に
素晴らしい伴侶を得たのが、このポールにとっての大躍進だ。
彼は来日ツアーでも語っているが、妻がいなければ今の僕は…
と必ずスピーチしている、そして妻に捧げるオペラも忘れない。
夢は抱いているだけでは大成しない。自信が持てない欠点を
頑張れ頑張れと後押ししたのが彼女である。彼も、彼の両親も、
彼女に足を向けて寝られないだろうな、と思う。
好きなことはやめられないものだな、と今作でまた思った。
それを仕事にして稼ぐことができたら言うことないだろうが、
そんな簡単なことではないので、となれば地道にやるしかない。
いつか彼のようにチャンスが巡ってくるのかもしれないし、
一生巡ってこないのかもしれない。こればかりは運である。
ただ思うのは、お金が欲しくてやってるのか?と問われれば、
いつも答えは「ノー」であること。そうじゃない、自分の為だ。
周囲の理解と生活力は大前提、そのうえで継続させること。
彼のような才能が続々と発掘されている現在を改めてこう思う、
まさに「ワン チャンス」なんだな、と。
(次はS・ボイルの映画化かしら?見たいような…怖いような^^;)
最後の親父のセリフ
感動的な話だった。実話とのことだが、どこまで実話かは解らないけど、個人的には最後に、主人公の父親が言ったセリフに感動した。そうあるべきだと思った。ただ、主人公の美声は、心から美声とは思わなかったのは、聞く耳がないからか?
映画の中に出てくる景色とか、歌声が綺麗でした!
ポール ポッツさんは、大変な人生を送ってきたんだなーと思いました。
笑えるところも沢山あって、
面白かったです!
Taylor swiftが好きなので、
主題歌のsweeter than fictionが流れたとき、
めっちゃテンション上がりましたー!!
チャンスは自分次第
主役のポールは、無二の歌声という才能に恵まれているけど、それ以外の人々にも人を笑わせたり、真面目に仕事したり、上手にサボったり、人を褒めたり、誰かを応援したり、それぞれに才能と居場所があるんだっていうことを、気づかせてくれる作品でした。
世の中のほとんどの人は、人生にとくに何も起こらなくて、注目されることなんてなきけど、誰もが恋をして悩んで後悔して成長して、それぞれの人生の主役なんだなーと。
恋したくなりまた!
誰かを支えて、人生を豊かにしたくなりました。
残念なのは、ただひとつ。
エンディング曲が、なぜテイラースウィフトだったんだろぉ、、、、、。
私的には全く合ってなかったです。
劇中のオペラの繰り返しでよかったのに、、、。
美しきベネチア!オペラ!人生成功!
成功し最愛の人とベネチアでゴンドラに揺られる・・羨ましさに目が眩む!。
たまたま金回り良くカタチだけ主人公のマネをしたとしても、それはかえって恐ろしく虚しい。
昔の自慢話を繰り返し、つまらない人生をつみ重ねて歳とる父の姿は私たちの象徴だ。
素晴らしい作品だが、見ないふりしている自らの小賢しい生き様をエグられる辛い映画。
大半の人々はヤケクソで自分は幸せだと嘘をついて生きるしか術はないというのに・・見ないほうが良かった。辛い。
幸せ…実話だし。
おそらくほとんどの人が知っているであろうポールポッツの一発大逆転の成功物語。
実話だからハデな展開は何にもないけど、なかなか波乱万丈人生。
子供の夢を信じ続ける母と夢ばかりみるなと普通の生活に導こうとする父。これはよくあるパターンだけどらポッツの奥様との馴れ初めもなかなかあなどれないエピソードです。
なんだかんだといい奴ばかり出てくる幸せな映画。
けど、一発大逆転的なお話だけど、やはりポッツのオペラへの憧れと類稀な才能、必死の努力とチャンスをつかみ取る才能がこのドリームストーリーを作るのでした。
実はチャンスを逃しまくってる
能力があるのに自信がない。
そんなデブで純粋な中年男が一躍スターへと変貌を遂げる過程を描いた まさに奇跡の実話。
冴えない"石炭"が恋人や親友、両親、尊敬する人物、仲間、オーディション番組 によって磨かれ"ダイアモンド"となり今に至る。
彼らのアシストが無ければオペラ歌手ポール・ポッツは存在しないってことがよくわかりました。
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