ワン チャンスのレビュー・感想・評価
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オペラをこよ無く愛す
チャンスに弱い
歌ったら虐められて…を繰り返して大人になった。彼女と出会いベニスで会おうと約束して、学校でオペラについて学ぶ。チャンスをものにし、ペアの彼女ともなんだかんだで上手く歌えたのに、1人で歌う時に上手く歌えず酷評される…。
容姿で馬鹿にする感じってほんまに嫌。
ことごとくチャンスをものに出来ず、病気になったり事故にあったりと、見ていて「なんでやねん!」とつい腹立ったけど、最後やっとチャンスを物にして、初め馬鹿にしていた観客や審査員が、彼が歌い出すと感動に変わるのが見てて気持ちよかった。これが実話ってすごいなぁ。
人の不安を煽ることの害悪を教えてくれる。
普通に感動
微笑ましい美談
英国の人気番組「ゴット・タレント」は本作のポール・ポッツやスーザン・ボイルを輩出したことでも有名だ、二人に共通するのは意外性なのだろうから手放しでは喜べない気もするが、人生を変えてしまうのだからテレビの力は怖い。
実話とあるがそこは映画なので面白おかしく脚色していることは伺えるがほのぼのとした空気感、それなりに山谷ある人生だがヒール役もいじめっ子くらいで登場人物は殆ど善人、見掛けはいかれポンチだがショップの店長もすこぶる良い人、特に奥さんが素晴らしい。どんな女性か気になったのでググってみたらポールにお似合いのぽっちゃり系、意思の強そうな顔立ちだった。
感動のコンテストシーンは実際の映像をうまく編集して織り込んでいる、コンテストで歌うトゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」は荒川静香さんが金メダルをとった曲でもあり聴き馴染みだろう、パバロッティのトラウマに悩む夫を励ますために初演のSPレコードをプレゼントするのは伏線だろうか、何度聞いても感動的なアリアの名曲ですね。出演を前に必死にボイストレーニングに励むポールの様子はロッキーの名シーンを思わせ可笑しかった。
エピソードの温かい味付けやキャスティングも新鮮だ、何より脚本のジャスティン・ザッカムがドラマティックに不幸も描きたい誘惑はあったろうにベタとも言える微笑ましい美談に終始してくれたことに感謝したい。
たいくつ
【ハートフル・ヒューマン・コメディの秀作 たった一声で人生を劇的に変えた男の物語】
ジェームズ・コーデンの出世作。
ちょっと太めの携帯販売員ポールが、天性の美声を武器に、英国の人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」に登場した際に、彼の風貌から失笑が漏れた後、圧倒的な声量でオペラ<誰も寝てはならぬ>を歌い切った後の観衆が一瞬静まり返った後の喝采の光景ははっきり覚えている。
この作品が琴線に響いたのは、シャイで内気なポール・ポッツ(ジェームズ・コーデン)が、1年メル友のジェルズ(アレクサンドラ・ローチ 「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」で若きサッチャーを演じていました)と勇気を振り絞って出会い、彼女からエールを貰い、オペラ歌手として世に出るんだと決意を徐々に固める過程と、上がり症の彼が犯す数々の失敗にもめげずに努力を重ね、夢を叶えるプロセスを丁寧に描いている点である。
綺麗ごとじゃないかという声が聞こえてきそうだが、この物語が事実に基づいている(いや、ほぼ事実である)という事でそのような下衆な意見は却下される。
現在、大きな壁に向き合っている方で、もしお時間が許される状況であれば、この作品を観ると多少なりとも勇気を貰えるのではないかな、と思う作品です。(私は、かなり前向きな気持ちになれました)
エンターテインメント作品としても上作だと思います。
<2014年3月23日 劇場にて鑑賞>
ありがとう
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