「王妃は一日にしてならず」グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 メイばばさんの映画レビュー(感想・評価)
王妃は一日にしてならず
この映画で一番に感じたのは、ニコールキットマンの美しさです。
どんな高価なドレスも宝石も彼女にはお似合いで素敵です。
私は特にディオールの赤いスーツと、かごを持ちフランス兵士のところに行く時の
花柄のワンピース姿惚れ惚れする程綺麗です。
この映画はニコールのグレースという感じで、似せようとしなくてもどの場面を観ても違和感はなかった。
それはきっと2人共が女優でニコールはすべてのシーンを、自らが理解できていたからではないかしら。
さて王妃という立場を選択したグレースは、今までのキャリアを否定され、自分の意見さえも言えない
夫にも疎まれ、救いをもとめての母への電話でも愛は得られず、父との確執もあったようですね。
それが彼女に人生にも過大な影響があったと思われ、その寂しさひしひしと感じ、涙しました。
唯一の心のささえの神父さえも去っていく中、女優としての真骨頂を発揮出来る時がくる。
それが国家の窮地とは皮肉ですね。与えられた使命を果たそうとすることで、彼女は自信を持ち始め、
又輝きを取り戻す。その後の出来事は映画では描かれていませんが、彼女はやはり女優だったのですね。
2人の女性に羨望と孤独感じます。美しいということは・・・。
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