ダイアナのレビュー・感想・評価
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愛に飢えたフツーの女性
チャールズがきちんと向き合っていれば、息子たちとも一緒におれたと思うし、あれほど愛に飢えることもなかったのかな?と思う。
医師が外国人で宗教が違っていたこと、注目をされたくない性格であったことなども相まって順調に結婚まで進められなかったことも不幸だなと思った。
ドディ氏とは疑似恋愛だったのかな?当てつけだった?そこに関してはちょっと謎ですが、最後まで本当に好きな人と一緒でなかったことが本当にかわいそうだし、あれほどパパラッチに追いかけ回されたらおかしくなるのも当たり前。
チャールズのせいで…と思うと腹ただしいし、不倫相手と再婚し国王となっていることに英国人ではないけれど納得できない。
英国人はどう思ってるんだろう?
世界一有名な女性の重圧
似てない…
So what?
ハスナット・カーン医師
孤独感と存在感
何のために製作されたのか、その意図がいまいちわかりかねる。色々な見...
ナオミ・ワッツがダイアナ妃に見えないのが致命的。似せてはきてるんで...
世界から注目される覚悟
ダイアナ妃・・
【今作は、故、英皇太子妃の半生の哀しみを忠実に描いている秀作である。】
パパラッチ・・・
正直者で前向きなダイアナ!でも……
チャールズと別居中のダイアナの物語。ダイアナは寂しい人だった。愛されたい人だった。世界中から愛されていたのに。ダイアナだって人間だってこと。マザー・テレサのような人ではないのだ。思っていたより残念な内容だった。
ダイアナ妃という立場の一人の女性の生活の大変さ
総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
醜聞だらけの英国王室の中心にいる一人であるダイアナ王妃の生活を描く。彼女が死んだ当時は一緒に車に乗っていて死んだアラブ人の富豪が恋人とされていたように自分は記憶していたが、パキスタン人の医師が恋人だったようだ。
英国人でもないしダイアナ妃にそれほど興味があったわけではないのだが、立場に縛られ常にいつでもどこでも記者に追い回される孤独な女性の生活と恋愛は見応えがあった。こんな日常を送らされるのはたまったものではないが、国民と王室の間にある微妙な関係を何とか保とうとしながら普段は記者を撒きつつ自らの幸せを求めざる得ない自分のことを受け入れている一人の女性の姿があった。それが一般人とあまりにかけ離れていて、結末はあっさりとしているものの、それ以前の思いのままにならない恋愛と彼女の半生が興味深かった。
ダイアナ妃を演じたナオミ・ワッツは少し自分の考えるダイアナ妃とは印象が違ったが、そもそも実際のダイアナ妃がどうなのかよくわかっていないので、こんなものなのかとそれなりに受け入れられた。
恋に盲目な女は冠など関係無い
エリザベス2世の『クイーン』
ジョージ6世の『英国王のスピーチ』
etc.現代史の英国皇族が主人公の映画は傑作が数多く有れど、今作は真打の中の真打と云える
追突事故であまりにも早い死の一報は、当時、短大最後の夏休みを送っていた私の耳に唐突に飛び込み、暫し茫然自失となった状況を今でも克明に記憶している
大富豪との交際の途中、執拗なパパラッチの追跡を逃れようとした末の惨劇やと思い込んでいたが、悪夢の裏には全く異なる恋物語が投げかけられていたとは知る由も無かった
結婚、出産、離婚、対立、そして死と全てにおいてドラマチックな人生だが、最も注目を浴びていた泥沼の離婚劇には殆ど触れていない
離婚後に出逢った心臓外科医との恋愛に焦点を絞り、彼女の生涯に迫る手法は、より人間くさく喜怒哀楽を咲かせている
彼の部屋にストーカーの如く勝手に侵入したり、車のトランクに隠れ、密会を重ねたり、
挙げ句、成就されない仲と悟るや、カメラマンに富豪とのバカンスを撮影させ、挑発的に報道させるetc.
盲目的な恋の衝動に、プリンセスの威光は微塵も輝いていない
率直にぶつける相手への恋心が、1人の女性の素顔として吐露されるからこそ、観客は引き込まれる
マスコミとの軋轢が更に溝を深め、終生蝕んでいた孤独や猜疑心はブレーキ不能と化し、衝撃的な悲劇へ一直線に突き進む
当時を振り返りつつ銀幕と対峙する私は、息を呑み、その味はやがて直ぐ涙へと変わった
単なる悲劇のヒロインではない高難易度の美女を渾身の演技で憑依させたのは、名女優ナオミ・ワッツ
『キングコング』etc.で知る限り、ダイアナとは似ても似つかない女優やのに、髪型や仕草を完璧にマスターしているのは圧巻の一言
改めてダイアナという数奇な華に見惚れてしまった
特に生前、ヒョウ柄のハイレグ水着を着こなしていたのは死後、最大の新発見である
ネットで画像ないかな?
喫茶店で検索する私の鼓膜をエルトン・ジョンの『Candle In The Wind』が冷たく通過したのは云うまでもない
では最後に短歌を一首
『光る眼に 追われし華は 愛に飢え 庭園を往く 胸の震えや』by全竜
描かれなかった部分ほど、知っておかねば
私はダイアナがどんな人だったのか、詳しく知らない。
記憶にあるのは、パパラッチに追われて事故死したとされているニュースと、それに伴い流されたいくつかの映像だけだ。
それが、この映画を観て、ダイアナについてもっと知りたくなった。
諸事情で描けなかった部分や、描ききれなかった功績など、『映画を観て終わり』ではなくちゃんと知っておきたいと思えたのだ。
正直、見始めはナオミ・ワッツ演じるダイアナに違和感があり、目つきや仕草などの特徴がよく研究されているとは思えても、なんとなくしっくり来ず。
しかし、一瞬ダイアナ本人かとハッとさせられるシーンがあり、観進めていくうちに違和感も消えていった。
素敵な言葉や音楽を挟みながら、ピュアすぎるほどピュアでチャーミングな素顔と、大きすぎる苦悩や孤独が描かれたこの映画、観て良かった。
ただ、残念なことに、米倉涼子の吹き替えには最後の最後まで慣れもせず。
声の良し悪しではなく、合わないという意味で。
次回は字幕で観たい。
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