劇場公開日 2013年10月18日

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「描かれなかった部分ほど、知っておかねば」ダイアナ Arcoさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0描かれなかった部分ほど、知っておかねば

2016年5月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

私はダイアナがどんな人だったのか、詳しく知らない。
記憶にあるのは、パパラッチに追われて事故死したとされているニュースと、それに伴い流されたいくつかの映像だけだ。

それが、この映画を観て、ダイアナについてもっと知りたくなった。
諸事情で描けなかった部分や、描ききれなかった功績など、『映画を観て終わり』ではなくちゃんと知っておきたいと思えたのだ。

正直、見始めはナオミ・ワッツ演じるダイアナに違和感があり、目つきや仕草などの特徴がよく研究されているとは思えても、なんとなくしっくり来ず。
しかし、一瞬ダイアナ本人かとハッとさせられるシーンがあり、観進めていくうちに違和感も消えていった。

素敵な言葉や音楽を挟みながら、ピュアすぎるほどピュアでチャーミングな素顔と、大きすぎる苦悩や孤独が描かれたこの映画、観て良かった。

ただ、残念なことに、米倉涼子の吹き替えには最後の最後まで慣れもせず。
声の良し悪しではなく、合わないという意味で。
次回は字幕で観たい。

Arco