バルフィ!人生に唄えばのレビュー・感想・評価
全7件を表示
パントマイム満載。
歌わない踊らないインド映画の秀作が次々と上映されているが、
今作も2012年アカデミー外国語映画賞のインド代表作品に選出
され、翌年には第5回沖縄国際映画祭・コンペティション部門で
審査員特別賞を受賞したそう。よく練り込まれた物語と映像美、
数々の名作に捧げるオマージュ思しきパントマイムや動きなど
映画ファンにはあーこれはあの映画のココね!と分かる場面が
満載で楽しめる。151分の長尺にするより、もっとコンパクトに
纏めた方が観易いとは思うのだが(話が単調なのでやや飽きる)、
随所に見せ場を配し、え~そうするんだ?という発想は面白い。
キャストにも有名人&美人を使ってこればっかりは目の保養v
演技力・美貌ともに楽しむことができる。徹底的に観客を映画に
惹き込もうというインド映画の志はマナー歌詞にも顕れており、
作り手の真摯な姿勢に鑑賞する方も真剣に(楽しく)向き合える。
(歌って踊ってのマサラムービーも私的に好きなんですけどね~)
幼稚で勝手な男が何故か美女二人に惚れられるファンタジー。
凄く評価が高いんですね……。
耳が聞こえず、言葉で自分の気持ちを表現できないバルフィですが、手話を理解できない私ですら彼が何を言いたいのか分かる。
手話と体と表情で、気持ちを伝える。
ランビール・カプール、凄く上手い俳優さんです。
バルフィの気持ちを代弁するのが、インドのポップス?です。ミュージカル的です。
また、チャップリンからMrビーン、ジャッキーチェンなど、色んな映画のオマージュに満ちている。
バルフィを愛する二人の女性も、一人は絶世の美女、もう一人は天使のような愛くるしさ。お洒落でポップで仕掛けに満ちた、ラブストーリーです。
けれど一番弱いのが、そのラブストーリーの部分。
バルフィが幼稚な男で、シュルティ(イリヤーナ・デクルーズ)とジルミル(プリヤンカー・チョープラ)の女性二人を、不幸にしてるんじゃないか?途中でイラってした(二股!)。
ジルミルといる時はシュルティを追い求め、シュルティが手に入ったらジルミルを求める。勝手な男だぜ。こんな幼稚で勝手な男に惚れる美女二人に、全く説得力がないように思えました。
人間としてはユニークで魅力があるのかも知れないど、男としては0点でしょ?
この三角形のエピソード、いるかな?プリヤンカー・チョープラも凄く上手い女優さんで、この二人の純愛で良かったんじゃないかな?
でも、誰に感情移入したのか分かりませんが、一瞬泣けるシーンあり。
多分、ラブストーリーで泣いたのは、初めてです。
迂闊。
しかしインド映画、本当に頑張ってますねー!
心が洗われる
時系列の変化についていくのに結構必死になってしまったけど、それ以外の演出、演技、音楽、カメラワーク、どれをとってもよかった。やっぱりインド映画って美しいなと。
バルフィの表情の豊かさ、シュルティの憂いを帯びた美しさ、ジルミルの素直さ、素晴らしかった。ジルミル役のプリヤンカー・チョープラーの演技がすごいというか、すごすぎて演技に見えなかった。
個人的にはタイプライターを打つ音から音楽に持っていった演出には感動した。
人の死ぬまでを描いた映画って意外と少なくて、終わり方があやふやなものもあるけど、純粋に生き抜いたバルフィとジルミルが最期まで描かれていて見応えがあった。
バルフィとジルミルは幸せ、シュルティと追いかける警官は切ない!
インド映画を観たのは2作目、インドの特徴が入った音楽と踊りが何とも言えない歯切れの良さとリズムを感じます。今回はその踊りは無かったけど、バルフィのアクションは踊りみたいなものでした。この前テレビでダージリン鉄道の番組を見たばっかりだったので、ダージリン鉄道が出てきたのはビックリ、それにしてもダージリンは山懐にある街で雨が多いですね。
映画の中でちょっと気になった所が2ヶ所ありました。それは「きみに読む物語」にそっくりなシーンがあったからです。一つはシュルティの母が昔愛した人が労働者として働いている所に娘を連れて行き、お金が無く将来が約束されない人とは結婚しない方がいいと諭す場面、もう一つは老後のジルミルがバルフィのベットに寄り添い、多分なくなった場面、です。だから何とは言いませんが、そっくりでした。
夢物語
最初はバルフィのふざけた感じにあまり入り込めず笑えなかったんだけど、途中から慣れました(笑)
バルフィはジルミルと付き合っていてもシュルティの事を忘れられずにいるのかな・・・と思っていたのですが、そうではなかった・・・
ジルミルが居なくなってからのバルフィは可哀そうな位沈んでいました。
シュルティの決断も女性の多くは同じ事を一度は考えるだろう事ですよね。
でもその決断が正しかったのか間違っていたのかは、後になってみなければ分からない。
大抵はどちらを選択しても後悔するんではないでしょうか。
何もかも上手くいくって事はまず無いですからね。
なのでこの話は夢物語。
こうであったらいいな~っていうお話です!
でも、素敵なお話でした♪
特にバルフィが施設にジルミルを探しに行くシーンは感動でした♪
シュルティとバルフィが上手くいくパターンかなって思ってたんですが、そうじゃない所も良かった♪
ちょっとわざとらしくて長い
ほんとうにインドの女優さんはめっちゃ美人。シュルティ役の人は小沢真珠に似てる。インドには美人しかいないのか?
バルフィの素行がどう考えても悪いやろうよってのに引っかかり続け、バルフィを好きになれへんかった。強盗にしても誘拐未遂にしても、ばっちり犯罪者でしょうよ。刑法の裁きを受けよ。
それやのに、揃いも揃ってバルフィに惚れるってどんなんよ…
インド映画なので長いしね。長いよね。途中で飽きた部分もある。
オチを見たくてがんばったって感じかな。
シュルティは夫を捨てたのにバルフィはジルミルを選ぶなんてね。じゃあシュルティと再会したときに鼻の下のばすなよ。ジルミルを不貞腐れさしたんバルフィやん。だから失踪したんやん?
とまぁ散々ですね。好みじゃなかったな。
音楽がなかなかよかったです。ボサノヴァっぽいのとか、トリオの奴とか。バルフィのパントマイムは上手やなーと思って見られました。
ジルミルの自閉症っぽさも上手やなーと思いました。ジルミルも可愛い人やった。
おときばなしっぽくてかわいい画面は好ましかった。
全7件を表示