「もう少し掘り下げて欲しかったなぁ」私の男 M hobbyさんの映画レビュー(感想・評価)
もう少し掘り下げて欲しかったなぁ
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二階堂ふみ×浅野忠信
独特の空気感。
純粋に見えて、確実に獲物を仕留める、というか執着心をもった花(二階堂)
父親になりたいのに、娘としてひきとった花を、性の対象として関係を持ち、溺れていくダメ男の淳悟(浅野)
「そんなこと、神が赦さない」
「あたしは、赦す!!」
ええ?神が赦さないことをあんたが赦すんかーい!
と突っ込みながら、愛なのか執着なのか。どちらにせよ、この花という女性は、とことん自分勝手なんだなぁって印象が私の中で出来上がった。
自分勝手というか、盲目というか。愛なのかなんなのか。
結局この2人がたどり着く先には何があったのか。
原作の小説を読んだ方々のレビューをみると、もっともっと、特に淳悟のバックグラウンドを描いて欲しかったと書いてあったりして、確かにそれは見たかったと思った。
急に2人が求め合って、体を重ねるシーンをあれだけ俳優陣に体張らせた割には、なんで今?なんで急にそういう展開?と頭がついていかなかった。
もう少し掘り下げて欲しいシーン。
ラストシーンの2人の表情。
花はなんと言ったのか。
妖艶な花と、老いた淳悟。
この2人の物語がこれで終わりではない余韻が残って、
続きをみたくなった。
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