「リブートではあるがが」アメイジング・スパイダーマン2 としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)
リブートではあるがが
リブートされたアメイジングシリーズの第二作は
個人的には好きな部分と嫌いな部分が分かれる。
まず、今作品はストップモーションやCGを
ふんだんに使用。スパイダーマンのアクション
シーンはまるでアニメーションを見ているかの
如き、迫力と素晴らしい映像を見せてくれた。
次に細かなファクターが散りばめられた
ストーリー。父の死からはじまる展開が
閉鎖されたルーズベルト駅にて、一挙に
繋がる話の流れ。なる程感はありますが
他にも細かなサイドストーリーが走るので
詰め込み過ぎ感は拭えない。
ライノなんか正直、最後だけだし、
今回むりくりに入れ込む理由が解らん。
その分割食ったのがグリーンゴブリン君。
ハリーのグリーンゴブリンへの変身過程や
その動機は旧作の方がよかった。
何か逆恨みの理由が血をくれないからなんて
しょぼ過ぎ。旧作の父を殺された理由の方が
しっくりきます。
次にキャスト。まずは主人公ピーターを演じる
ゲジゲジ眉のガーフィールド。旧作のトビー・
マクガイアと違いまず、足が長くスリム。
なのでクモ男感は増しましたが、その分
力強さが薄れた感じがします。
ヒロインのグウェンを演じる、エマ・ストーン。
旧作のキルトン・ダンストより可愛らしく
個人的に気に入ってますって最後は・・!
敵キャラクターはエレクトロ、グリーンゴブリン
ライノ。ま、こんなもんか。
ジェレミーのヅラには笑ったが。
気に入ってるのはやはり、少年のシーン。
同じスパイダーマンに助けられた2人の帰路は
大きく、分かれてしまう。
一人は悪の道に一人は正義を貫く。
人の二面性やどちらにも容易に転んでしまう
危うさを上手く表しています。
全体的に満足。観るだけの価値はある。