劇場公開日 2014年4月25日

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「明るいキャラになっただけにラストが切ない」アメイジング・スパイダーマン2 マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5明るいキャラになっただけにラストが切ない

2014年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

旧スパイダーマン・シリーズよりもこのリブートしたアメイジング・スパイダーマンのほうが好きだ。
原作の世界観はともかく、トビー・マグワイアよりアンドリュー・ガーフィールドのほうが明るさがあって性に合う。

敬愛するヒーローの手助けをしたいのに、本人からも民衆からも受け入れられず逆恨みするエレクトロは、まさにファン心理の権化。ジェイミー・フォックスがよくこの役を受けたなと思ったが、ちょっとドン臭い電気技師が想像を絶する力を手にして自身のコントロールを失っていくさまを見ると、さすがジェイミー・フォックスと唸ってしまう。

ピーターの旧友ハリーのデイン・デハーンもいい。高校生がある日突然超能力を手にする「クロニクル」で初めて見た若手俳優だ。笑顔が可愛い青年だが、その反面、影を感じさせるマスクだ。二重人格を思わせる多面性とずる賢さをもつグリーン・ゴブリンはまさに適役。
このハリー・オズボーンが秘書に取り上げ、しかも重役たちよりも上の地位を持たせる女性こそがフェリシア・ハーディであり、次作でブラックキャットが登場する可能性が大きくなった。出番は少ないが、B・J・ノヴァクも重要な役どころ。
今作のラストは好みではないが、今後の展開に大きな含みを持たせた。

マスター@だんだん