「ヒーローの悲しい宿命」アメイジング・スパイダーマン2 もんさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒーローの悲しい宿命
面白い方向に転びましたね。
まさか映画でもグウェンを殺すとは思いませんでした。
これは次回作が楽しみですね。
前作よりも深みのあるストーリーと、終わりに近づくにつれ暗くなっていく世界観。
とうとうアメスパも大人向けになりましたね。
アクションは今まで通りのスピード感あふれるトリッキーな戦い。ただ、前作にあった“一人称視点”がなかったのが残念でしたね。
スパイディの軽口は前作以上におもしろかったです。
とくにアレクセイとの絡みがgood!
予告でもわかるとおり、悪役も一気に増えました。ジェイミー・フォックス演じるエレクトロも良かったし、とにかくデイン・デハーンのハリー/グリーンゴブリンがはまり役でした。
マーク・ウェブ監督は一つ一つ丁寧に作るところが魅力でしたが、ラストはやや急ぎ足。
グウェンの死を受け入れ、スパイダーマンとして生きていく決心をする時間をもう少し長くとってもよかったのでは?と思います。
一番のマイナス点は、盛大な予告詐欺をしたところ。
詳しい内容は省略しますが、まったく違う会話していたりします。
これは多いにマイナスですね。
ただ、
これから壮絶な戦いが始まる。みたいな終わり方は僕はいいと思いました。
この後『アメイジング・スパイダーマン3』ではなく、グリーンゴブリンを中心とした悪役チーム『シニスター・シックス』というスピンオフを挟みます。
この『シニスター・シックス』で悪役をたくさん作り上げてから、『アメイジング・スパイダーマン3』で対決させる流れになるのでしょうか?
どっちにしろ、今後のスパイディが楽しみです