「新たなスパイダーマンの復活!」アメイジング・スパイダーマン2 ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
新たなスパイダーマンの復活!
ヒーローもの、大好きオヤジにとっては非常に楽しめる一本でした。
エレクトロとの対決シーンなんて、ホンっと見どころ満載!そして、エレクトロがそこに至るまでの過程も、なかなか深刻でした。
ただね、前作の最後でハッピーエンドだと思ったピーターとグウェン。 2作目が始まってんのに、イジイジまだ思い悩んでんのかよ!あのハッピーエンドは偽りだったのかー! 悩めるヒーローもいいのですが、これはちょっと・・・。 【ネタバレ】
スパイダーマンのリメイク?リブート?今回の「アメイジング・スパイダーマン」シリーズは原作に忠実だということで、糸を出すのも機械ですし、今作品では、グウェンの最期も描かれます。
とても悲しい場面ではあるのですが、ここに行き着く過程があっさりしすぎていたような・・・。
また、今回は三人の敵ということで、エレクトロ、グリーン・ゴブリン、ライノの名前が挙がっていたんですが、心底戦ってるのはエレクトロだけでしょう。
確かにグリーン・ゴブリンはピーターの幼馴染という設定だけは印象深かったのですが、出てきたと思ったら、すぐにやられてしまう。ただ単に、グウェンの最期を演出するためだけのキャラって感じ。前シリーズであれほどの強敵だったグリーン・ゴブリンが?
そして、特にひどいのは、ライノ!あれだけ、テレビコマーシャルで期待させておいて、あのラストは何なんだ~!って、公開当時は怒り心頭でした。三部作の2作目にありがちな中途半端な終わり方。いかにも、3作目がありますよってヤツ。自分的には、いっちばん嫌いな終わり方です。
とは言うものの、大好きな作品ではあったので、3作目を心待ちにしてたんですが、諸般の事情?により、製作されませんでした。
本シリーズについては、ピーターの両親の死の謎が絡んでいて、結局、中途半端なままかと思ったら、ちゃんと解明している部分がありました。(全く記憶になかった)
そうやって考えると、このシリーズ、二作で終わって良かったかな。本作のラストも、グウェンの死から立ち直ったところだったし。