「細部のつじつまより、エモーショナルな描写」アメイジング・スパイダーマン2 うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
細部のつじつまより、エモーショナルな描写
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今回は、楽しめました。
続編というと、どうもキャラがインフレをおこし、収拾がつかなくなってしまうことが多いようですが、エレクトロのキャラクター造形に主眼を置いて、ていねいに描き出していたので、ストーリーの柱がしっかりしていたと思います。
もちろん、グリーンゴブリン、ライノなど、強いヴィランも登場するのですが、スパイダーマン3の時のごちゃごちゃした感じはありませんでした。
ストーリーの細部のつじつまより、エモーショナルな動きに焦点を絞って全編流れていきます。
時間が長いですが、気になりませんでした。
映像はスピード感や、迫力があり飽きさせません。
ハリー・オズボーンのキャラクターも、ていねいに描いてあり、彼がどうして屈折していったかが分かりやすかったです。
原作が、周囲の人物との軋轢や、ピーターが受ける誤解によって敵を生み出していくストーリーの連続だったので、私はすんなりと受け入れられました。
ここから、ネタバレです。
まさか、2作目でグエンが死んでしまうとは思わなかった。
オズコープ社のプロジェクト研究室に、次の超人のヒントが一瞬映し出されます。
ドクター・オクトパス(スパイダーマン2)の展示物の隣に、ヴァルチャーの展示があって、是非次も見てみたいと思いました。
2014.5.9
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