「前作の『アメイジング・スパイダーマン』続編。前作のラストに亡くなっ...」アメイジング・スパイダーマン2 HaDoSonさんの映画レビュー(感想・評価)
前作の『アメイジング・スパイダーマン』続編。前作のラストに亡くなっ...
前作の『アメイジング・スパイダーマン』続編。前作のラストに亡くなった恋人グウェン・ステーシーの父親に主人公ピーター・パーカーは娘の戦いに巻き込まない為に近づくなと言われる。彼女と一緒にいたい気持ちと戦いに巻き込みたくない気持ちで揺れる中、ヴィランのエレクトロと親友のハリーオズボーン扮するグリーン・ゴブリンが立ちはだかる。復讐心にとらわれたエレクトロとグリーン・ゴブリンから恋人を守り、街に訪れた危機を脱せるかという物語。
まず、本作は映像美に圧倒された。特に冒頭のスパイダーマンがNYの街をスパイダーウエーブを使い、飛び回るシーンではついに映画はここまできたかと感心しました。そして、恋人とのラブストーリーが美しく描かれている。グウェンの父親の最後の言葉と彼女への想いで揺れるピーターに感情移入ができるように父親の亡霊が出現するシーン、街を救いながらも別れた彼女をストーカーするシーンがあった。そして、ラストの衝撃的シーンでは映画で初めて号泣しました。
いま、思えばこの作品は続編が続かなくてよかったのかなと思う。理由は、ラストで恋人の死から立ち直り再び親愛なる隣人として、希望を忘れずに悪(ライノ)と戦うシーンで幕切れし、続編がないことによって、今後のスパイダーマンの活躍をこちら側(鑑賞者)に想像する余地を与え、何回でもこの映画を鑑賞してその後を考えることを楽しめるからである。