恋の渦のレビュー・感想・評価
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どんどん面白くなっていく
wowowオンデマンドで視聴しました。
最初は、うるさくて近所迷惑な飲み会やってるなと思って見てましたが、飲み会が終わってからの展開が面白く、まさに男女が渦のように色々入り乱れていきます。
また、こういう人達って居るよねというリアリティもありましたね。
最初はいまひとつかもしれませんが、見ていくうちにどんどん惹き込まれていきます。
超胸糞悪いが… これはなかなか
冒頭の出演者全員でのパーティーは痛々しい程胸糞悪く、その後の男女入り乱れる人間関係は結構若気のいたり的なあるあるネタではあるものの、なかなかのどんでん返しの連続で、そう終わるか?!という。脚本が良いのか、監督が良いのか編集が上手いのか、とにかく期待以上の映画でした。
ドリューバルモアの「そんな彼なら捨てちゃえば」を観た後だったので、日本の貧乏臭さと、日米共に収まるところにおさまるし、類は友を呼ぶので、友達は選ばないとあかんなと教訓を得れました(笑)
30年後ぐらいにその後のストーリーを観てみたい(笑
受け付けない
最後まで見るの体力いったー。
モテキ監督と、みんな無名?なのに人気だと宣伝で見たのと、
愛の渦みたからっていう流れで見たけど
見たの後悔するくらい登場人物全員が生理的に受け付けなかった。
こういう人ほんまにおるんだろうね。
私の周りにはいないので世界が違う。
映画自体も特に予想通りな感じで、
私的には全く響くところはありませんでした。
キャラ設定が秀逸
全く期待して見なかったのに、見終わった後めっちゃ見て良かったーって思いました。
個々のキャラクターがとても作り込まれていて良かった。あっこのタイプの人ってこうだよねー‼️って思う場面がたくさんあった。コウジとユウタの兄弟も、見た目やタイプは真逆っぽいけど追い込まれた時の反応がなんか似てたり…笑 みんなバカで下衆なんだけど、憎めない。
そもそもDQNってそうゆう人種だよねー!演出にお金をかけなくても、壮大なテーマがなくても面白い映画ってあるんだなって初めて思わせてくれた作品です‼️
心の中を覗かれてる樣で、恥ずかしい。
味園ユニバースを観て、松澤匠さんが好きになり、これも観ました。
始まってすぐ、これは若い子が観る映画だと思い、余り期待はしませんでした。
しかし見ているうちに、状況や立場、年齢は違えどこんな気持ちになった事や、こんな場面に遭遇する事は何度もあったなって思いました。
懐かしい気持ちにもなりました。
今だに、集まったりすると、その中ひとの見た目に文句を言ったり、自分の旦那や恋人の感想を必要以上に聞いて、確認してるひといます。
面倒くさいと思います。
それぞれのカップルには、ずっと彼女に「早く別れた方がいいよって。」叫びたかった。
男の子達は、よく喋るなって思い、自分に自信のないところが、すごくよく表現出来てました。
みんな、自然だけど上手い!
松澤匠さん、自然な表情や表現がすごく上手い!
違う作品も見ます。
最後、コウジに別れを告げるトモコ…。
トモコらしくて、ほんとスカッとしました。
コウジ役の俳優さん。
ほんと上手いです。
観たあと、自分の中に共感出来る気持ちがたくさんあって、恥ずかしかったです。
みんなが持ってるこんな感情…。
この子達の表現は、少しスピーディーで素直なだけで、こんなにも残酷で切なくて、おかしいか…。
みんなに観てもらいです。
業の技。
名画座で大根仁特集上映があり、その一本が今作だった。
劇場ではそのゲスな面白さに最後まで皆さん真剣鑑賞!(爆)
今の若者の生態をそのまんま描写しているような、
これ役者なの?本人なの?と見紛うほどの物凄い臨場感。
元々は劇団ポツドールの三浦大輔による戯曲なのだそうだ。
映画監督が受講生と新作を撮るワークショップ
「シネマ☆インパクト」の一企画として制作されたものらしい。
性欲をテーマに、合コンで知り合った男女9人の本音とエゴが
次々と露呈される様子に、バカか?こいつら^^;と思いながら、
その後の展開から目が離せない。
昔、NHKで「ビバリーヒルズ高校白書~青春白書」というドラマ
があったが、それとやってることはほぼ同じ(爆)
仲間内でぐるぐると回るように繋がっていく愛欲と性欲。
この演出が大いに下品だと思う人の方が、そういう下心には
詳しいといえるのかもしれない^^;
それにしても、キャスト演じるキャラクターが巧すぎる。
全員が其々のもつ性癖や欲求をストレートに出している半面、
色恋沙汰も友情も信頼も嘘だらけ。相手を騙すことで自己を
確立し、協調性を保つことで社会には背いてないような顔を
する。あっち向いてもこっち向いてもおバカがいっぱい(爆)
男の生態も女の生態も、確実に根幹を捉えているのが見事。
観終えて、せめて誰がマシだったか考えてみた^^;
金髪で喧しいタカシは、カオリを追って騙される男だったが、
この中では一番マシな行動をとっていた気がする。
カオリを追い回すのは、カオリにそそのかされていたからで、
そのことで迷惑をかけたコウジとトモコには頭を下げている。
さらに同居人のユウタに対して、出ていく際にきちんと生活費
を払って頭を下げ、夜行で倒れた母親の元へと帰って行く。
ブスの代名詞役・ユウコも、同じくイケてないオサムに仕えて
よく我慢していたと思う。泣いて懇願してくるワガママな男を
支えられるのは、ぐずる赤ん坊を宥める母親にこそ為せる業。
なぜかケータイの留守電シーンには涙が出た(T_T)
純真を纏う人間の中にあるゲスな本性を発見できる愛渦映画。
(上映時間の長さが気にならないのも凄い。この内容でこの長尺)
荒みすぎ
闇金ウシジマくんに出て来そうな男女の気持ちの行き違いを室内のみで描いていた。恋愛の関係が支配と被支配で成立していたのが寒々しく恐ろしかった。ちょっとしたボタンの掛け違いで一瞬で殺し合いになりそうな怖さがあった。そんな中で、兄弟や地元仲間だけが理屈のない信頼やつながりとして描かれているところに救いがあった。
携帯やスマホといった、目の前の現実とは違った現実として、目の前の現実を圧迫している感じがした。
日々の生活の地獄を描いた傑作。
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