「【”やや寂びれた港町にやって来た美女が抱えていた哀しき訳。”今作は人間の善性を綴る名手であるラッセ・ハルストレム監督が”女性の地位を重んじるべき!”と言う思いで描いた作品である。】」セイフ ヘイヴン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”やや寂びれた港町にやって来た美女が抱えていた哀しき訳。”今作は人間の善性を綴る名手であるラッセ・ハルストレム監督が”女性の地位を重んじるべき!”と言う思いで描いた作品である。】
■ノースカロライナ州の港町サウスポートにやってきた女性、ケイティ。
森のなかにある小屋を借り、ウェイトレスとして働くようになった彼女は、シングルファーザーのアレックスと出会う。
強く惹かれ合うふたりだが、彼女は殺人で指名手配されている身だった。
◆感想
・ラッセ・ハルストレム監督作としては、やや軽い感じがしてしまうが、刑事である夫ケヴィンから可なりドメスティックバイオレンスを受けていたケイティが彼の元を逃げ出したのは良く分かる。
ー 個人的な意見だが、女性に対し害を成す男は、何処かが壊れていると思う。最近でもある程度の地位にある男や、”何故か”良い歳をした公務員に多い隠し撮り案件。
病んでいるなあ・・。-
・今作でも同様で、刑事の夫は完全なる異常者である。だが、それを隠してノースカロライナ州の港町サウスポートにやってきた女性、ケイティの姿が哀しい。
ー 今作は公開された時には、社会的な成熟が為されていなかったのかな・・。-
<男性が、女性に対し直接的もしくは間接的な暴力を振るう様は個人的に嫌いである。(特に後者。)今作はその様な状況を看破したラッセ・ハルストレム監督が公開した映画である。>
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