劇場公開日 2014年4月19日

  • 予告編を見る

「キャスティングの問題か、演出か」レイルウェイ 運命の旅路 くーにー62さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0キャスティングの問題か、演出か

2014年6月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

死ぬほどの目に合わされた人間が、時を経て復讐の意志を持ち、絶好の機会を得る。生かすか殺すか。
映画的だなあ。とても映画的な要素が多いのになあ。何と言うか、もったいない。
過酷過ぎる状況を生き抜いた男の、当時と現在の闘いにこそ見るべきものがあり、ラストに至るサスペンスの質は、その描かれ方如何であろうと。つまり演出ですね。その部分ではかなりいい線いっていると思う。コリン・ファースの線の細い壊れた感もいい。
しかし、収容所でのシーンにずっと違和感があって、何だろう、リアリティに乏しい。とたんに作り物っぽくなる。
問題は、真田広之だろうか。この役には、もっと軟弱で善人に見える(実は姑息な悪人なのだが)役者を当てるべきだった。真田はまんまソルジャーやん。いつ逆襲するのだろうと思ってたよ。

コメントする
くーにー62