「残念」スノーピアサー MIKIOさんの映画レビュー(感想・評価)
残念
ポン・ジュノ監督、初の英語作品という事で「ハリウッド進出」と勘違いしている人も多いようだが、昨年8月に韓国で公開したものの、未だ英語圏では公開されていない。アメリカでの配給権を持つワインスタイン社と揉めて、北米での大々的なリリースは諦めた模様。(一応小規模公開はするようだが詳細不明。)
欧米人のキャストを起用し、より広いマーケットを狙ったのだろうが、ポン・ジュノ監督ファンであれば許せる、楽しめる内容に留まった感があり、幅広い客層への訴求力、説得力は弱い。
作品にとっては不運だが似たようなテーマの娯楽作がこの1年で数多く公開されており、既視感が拭えず単純さだけが目立ってしまった。
またテンポの悪さも気になった。ワインスタイン社と揉めたのも長い上映時間が原因だったようだが、全体的に冗長で残念だった。
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