「もう一度観るつもりが、どうでもよくなる映画」人類資金 星織音さんの映画レビュー(感想・評価)
もう一度観るつもりが、どうでもよくなる映画
2時間ちょっとで理解するには内容が難し過ぎます。
ドラマ化して、内容を理解した上で、映画化すべき作品です。
まず、題名が難し過ぎます。
最初、『人間資源』かと思い、会社のトップハンティングの話かと想像しました。
だけど、題名が微妙に違うように感じ、『人類資源』という日本映画にしては珍しい、エイリアンの話かと思いましたが、
役者がシリアスな感じの人ばかりなので、題名をもう一度確かめると、
『人類資金』が正解でした。
どんな意味なんでしょうか?
初めて耳にする単語です。
なんと、旧日本軍の失われた金塊の話となりました。
映画の中では、『M資金』と呼ばれ、世界を変えるほどの資金力があります。
元々は、日本がフィリピンを占領した時に手に入れたアメリカの大量の金塊です。
この金塊は、戦後、行方が解らず、闇社会に流れているという噂があり、紙幣という実態の無い貨幣とは違い、金塊なので凄い信用力を持っているため、一度、この金塊(資金)が動けば、世界を変える力があるのです。
『M資金』のMとは、終盤に、(Man)人類(人間)の略の意味だと解ります。
人類の役に立てるための資金なのです。
それにしても、マンとヒューマンの違いが、よく解りません。
それに、人類の英語が、マンであり、ウーマンじゃないのは、女性にとっての屈辱かも知れません。
人類という基本的な英単語が、男女平等じゃないんですから。
それに、ヒューマンという言葉も、ヒューウーマンとかにはなりません。
最後に、映画の題名が、もっと解り易くて、よく耳にする単語の方がヒットすると思いました。
どちらにしても、また、この映画を観るつもりです。
資本主義社会や日本の未来を考えさせられる映画です。
そして、戦中、戦後の日本人の生き方も考えさせられます。
追伸
難しい映画なので、もう一度観ようと思っていたら、一週間経つと、どうでもよくなりました。
それが、最終的な感想です。
その程度の映画のように感じます。
以前、同じような感想を持ったのは、洋画『クラウド アトラス』です。