「本当にブライアン・ユズナ監督?」シー・トレマーズ カピバラさんの映画レビュー(感想・評価)
本当にブライアン・ユズナ監督?
本作の監督であるブライアン・ユズナとは、かつてゲテモノホラー映画「死霊のしたたり」を生み出した監督です。そのクレイジー感の強い監督の最新作と言う事で期待度満載でした。しかし、実際に観賞してガッカリしました。ゲテモノの雰囲気は少なからず味わえるのですが、1つの作品として面白くないです。
邦題の「シー・トレマーズ」というのも良くないと思いますし、何と言おうあの宣伝文句…「ジョーズ」やら「トレマーズ」、「ミスト」を越えたなどふざけた事を記載しています。B級映画だからと言って宣伝で何をしても良いという訳では無いでしょ…
ストーリーも単調で、やたらと長く感じます。モンスターと関係の無い日常が続き、突然に人が殺られていくというのが続きます。そして何のバトルも無しにクライマックスって…
怪物の造形は結構好きですし、私はそこまでチープだとは感じていません。ただ、このストーリー展開が実に頂けません。あと誇張した宣伝にも。
怪物にもやや問題があり、攻撃力はあるものの守備力がほぼ無いに等しいのはどうしてですか。ラストは闘うと言うよりかは駆除に近い状態でやられたい放題という有り様。
よく今まで厳しい生態系で生き残って来れたなと笑いが出てしまいました。
…本当にこの手の映画が大好きな人は楽しめるのではないでしょうか。私は多分もう観ません。
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