「熱演は見応えあり」二流小説家 シリアリスト グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)
熱演は見応えあり
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ストーリーは面白かったし、俳優さんの熱演は見応えあったと思いつつ、あっという間に印象が曖昧になってしまいました。
傑作ミステリーということにこだわって、楽しみ損ねてしまったのかな。話のスジばかり追ってしまった。
でも実のところ、配役で当たりをつけて観ていたら、どっちもその通りだったのは拍子抜け、難しいものです。
そうするに至った心情が深く語られないのは、海外作品が原作だからでしょうか。
新人弁護士や元カノ編集者の存在は、なかなか効いてたと思いました。昭和の優等生っぽい少女も、彼女の孤独や恋心がもう少し滲んでいたら、もっと活きていたと思いました。
映画初主演という上川隆也は、感情の起伏に乏しい赤羽を上手く演じていたと思います。赤羽と呉井の最後の対決では、赤羽の表情があまり見えなくて残念でした。ビックリ顔以外の、数少ない見せ場だったのにね。
呉井を演じた武田真治の、赤羽に向ける狂気と吹っ切れたような端正な姿、見事でした。
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