「超巨大竜巻の破壊力を見よ!」イントゥ・ザ・ストーム 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
超巨大竜巻の破壊力を見よ!
直径3200mにも及ぶ超巨大竜巻に襲われた、ストームチェイサー、街の人々を描いた作品。若干ネタバレがあります。
この作品は、もう『竜巻を見る』、それに尽きますね。この頃は、日本でも竜巻被害が出るようになり、時々報道もされますが、映画で誇張されてはいますが、竜巻怖いです。
ストームチェイサーと言うのは、何なんですかね?竜巻の観測データを取るというのが、ストームチェイサーの第一の目的なのかと思っていましたが、この映画を見ると、竜巻の映像を非常に重視していて、竜巻の観測データも取りますが、第一の目的は、実は竜巻映像と言う事なんでしょうか?
さて、この手のディザスター・ムービーでは、チキン(小心者)が一番最初に犠牲になると言う法則がありますが、この作品もその法則に従っています。一度は抜けかけたけど、説得された新米が最初に犠牲になってしまっています。そして、ディザスター・ムービー第二の法則として、マッチョも犠牲になると言うものもありますが、その法則にも従っていて、ストームチェイサーリーダーのピートが犠牲になります。もっとも、竜巻の目を見るというのがピートの目標なわけですが、その目標が果たされているので、彼はあまり思い残すことはないんじゃないですかね。
そして、出会った男女は結ばれるというディザスター・ムービー第三の法則については、どうなんでしょう?今回の場合、ゲイリーとアリソンが、その法則の矛先なのかと思ったんですが、意外にあっさりとアリソンは去ってしまいましたね。
ところで、超巨大竜巻に襲われた高校の教頭ゲイリーをリチャード・アーミティッジが演じています。まさに同姓同名のアメリカの政治家が居て、彼は日本語表記ではリチャード・アーミテージと呼ばれているわけですが、名前のスペルを見てみると、この映画の出演者の方はRichard Armitage、政治家の方はRichard Lee Armitageで、ミドルネームを除けば、スペルは同じですね。と言うことは、日本語表記も同じになるべきですが、Wikipedia上では、この作品にでている俳優の方は“リチャード・アーミティッジ”、政治家の方は“リチャード・アーミテージ”となっていました。映画のプロダクションノート上も、俳優の名前は“リチャード・アーミティッジ”の表記でした。それにしても、エンドロールを見た時は、「え?あの人出てた?」と、かのアメリカの政治家の姿を探してしまいましたよ。