終戦のエンペラーのレビュー・感想・評価
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真実よりも心を求めて
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第二次世界大戦が終戦し日本はアメリカ合衆国の統治下。ダグラス・マッカーサー元帥は、知日家のボナー・フェラーズ准将に、昭和天皇に戦争責任はあるか調査するよう命じる、フェラーズは恋人の初音映莉子が、アメリカの空襲で帰らぬ人となったことを知る切なくて純愛を戦争が引き裂かれた。開戦を決断したのは誰なのか不明であると結論付ける。昭和天皇は、戦争責任はすべて自分にあり、処断は自分ひとりが負うべきである新たなアメリカの視点から描かれた戦争映画主人公が本当に知りたかったのは恋人を奪った戦争の真実かもしれない
昭和天皇の戦争責任について考えさせられた
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占領軍最高司令官のマッカーサーは、太平洋戦争開始の最高責任者は誰だかよく分からないが戦争を停止したのは間違いなく昭和天皇であると考え、自己の政治的野望実現のために、多くの連合国側の発した天皇処刑論を退けて東京裁判の戦犯リストから外すことになった、という構想の映画でした。戦後の民主主義の歴史を考えさせてくれるきっかけの一つにはなると思います。敗戦翌年生まれの年代には、神格化された当時の天皇中心の一億玉砕体制が今の北朝鮮のあり方に重なって見えます。
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